2018年2月8日木曜日

国試問題が解けるのは覚え方次第~簡単な問題はありません

過去3年間の過去問をやったら合格できるよ


3か月の勉強で合格できるよ


私たちチームfukufuku21は,この一種の都市伝説のようなものは,なくなってほしいと思っています。

確かにアドバイスしてくれる人は,それで合格したかもしれません。

しかし,同じ勉強法でだめだった人がその背後にはたくさんいることを忘れてはなりません。

私たちも過去問を使って解説しています。過去問は,ただ解くだけではなく,いろいろ思考しながら解くことが何よりも大切です。

「洞察」という言葉が出てきたら,「洞察学習」の「洞察」だ,思う感性が生まれてきます。

国試の講評では,過去問をやっていればこの問題は解けました,といったものを見かけます。

しかし,どんなに勉強しても,試験会場ではどうだったのか,自信が持てなくなるのが普通です。

一見,簡単に見えそうでも,実際になかなか正解できない問題には,こんなものもあります。


問題47 次の福祉計画のうち,現行法上の計画期間が5年を一期とするものを1つ選びなさい。

1 市町村介護保険事業計画

2 市町村老人福祉計画

3 市町村障害福祉計画

4 市町村子ども・子育て支援事業計画

5 市町村地域福祉計画


福祉計画は出題されるものが多いので,覚えるのが大変です。
丸暗記は間違えるもとです。

覚えるポイントは

①3年を一期
②5年を一期
③定めがない

のうち,①は介護保険事業計画と障害福祉計画しかない。

正解は4です。

正解するのは,意外に難しいです。「簡単です」と簡単に言ってほしくないです。

このブログでは,以下のように解説しています。

http://fukufuku21.blogspot.jp/2017/06/blog-post_12.html


<今日の一言>

たくさんあるものは,基本になるものを押さえて,例外になるものを覚える。

2つあるものは,片方だけを覚える。


試験当日に「あれっ,これって何だったっけ?」とならないためには,覚え方の工夫は欠かせません。

勉強はどれだけやったかではなく,どんな勉強をしたかが大切です。

私たちは,効率的,そして効果的な勉強法を具体的に提案していきたいと思います。


<おまけ>

試験の後には,ネットでいろいろな情報が飛び交います。怪?情報(個人的な感想)には振り回されないように気を付けてください。

私たちは,合格基準点予測は一切行いません。

なぜなら,合格基準点の決定は,さまざまな要素によって行われるためです。

2018年2月7日水曜日

合格できる勉強法~他領域に使える法則を押さえる!!

国家試験は,覚えたからと言って解けるとは限りません。と言うか,正しく正解することのほうが難しいかもしれません。

試験対策の先生は「○○に目を通しておいてください」(○○は法律,白書など)と言います。

どこをどう見ていいのか,多くの人は分からないはずです。

先生は,目を通しておけば,国試で思い出せるのかもしれませんが,多くの人はそういうわけにはいきません。

これから,今年の国試問題の講評などがいろいろ発表されていくと思います。

今までの経験だと,「これは,どこどこに書いてあった」,「これは,第○回に出題されているので,過去問をていねいにやっていれば簡単だった」という講評が多いように感じます。

それはそれで正しいことですが,だからと言って「問題○の難易度は高くない(つまり易しい)」といった講評は,聞いていて気分が良くないなぁ,といつも思います。

先生から見ると易しめに見える問題でも,実際に試験会場で解いた受験生は解けない,という問題もあります。

それは,他の選択肢にいろいろな仕掛けがあるからです。

私たちは,過去問を使いながら,実際にどのように覚えていくのかをお伝えしていきたいと思います。

私たちチームfukufuku21は,第30回国試問題では,以下のような問題が,意外と解けない問題の代表だととらえています。


問題74 医療法の内容に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 病院又は診療所の管理者は,入院時の治療計画の書面の作成及び交付を口頭での説明に代えることができる。

2 市町村は,地域における現在の医療提供体制の把握と将来の医療需要の推計を勘案し,地域医療構想を策定することができる。

3 病床機能報告制度に規定された病床の機能は,急性期機能,回復期機能,慢性期機能の三つである。

4 一般病床,療養病床を有する病院又は診療所の管理者は,2年に1度,病床機能を報告しなければならない。

5 病院,診療所又は助産所の管理者は,医療事故が発生した場合には,医療事故調査・支援センターに報告しなければならない。


この問題では,選択肢5が正解ですが,これを正解にするのは,難しいです。消去法で答えをあぶり出すタイプの問題だからです。

それよりも,着目したいのは,選択肢2です。地域医療構想を策定するのは都道府県です。医療に関するものは,基本的に市町村の役割ではない,という基本があります。

これに沿って考えれば,消去できたはずです。そうすると,答えはあぶり出すことができます。

しかし,いかにも選択肢2は正しそうに見えます。しっかり押さえておきたいのは,

医療に関するものは,基本的に市町村の役割ではない!!


覚えるコツは,基本的なものを押さえて,それに合わないものだけを押さえることです。

個別に覚えていると,大事な時に迷います。

試験は,迷うのが普通です。人生と同じですね。



問題96 民生委員法で規定されている民生委員に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 民生委員は,その職務に関して,市町村長の指揮監督を受ける。

2 民生委員には,給与が支給される。

3 民生委員には,定年がある。

4 民生委員の指導訓練は,都道府県知事が実施する。

5 民生委員は,都道府県知事が定める区域ごとに,地域ケア会議を組織する。


民生委員,児童委員が指揮監督を受けるのは,都道府県知事。

専門職の研修は,都道府県。

民生委員は,専門職なのか,と思う人もいるかもしれませんが,歴史的に見ても,かつては保護事務を行う補助機関であったことからも分かりますが,民間人に委嘱されていますが,専門職です。

保護司も同じです。

この問題の答えは,選択肢5が正解です。

私たちは,過去問を使いながら,特に間違いやすいものについて,普遍性のある覚え方をお伝えしていきたいと思います。



<今日のまとめ>

<児童委員>
児童委員は、その職務に関し、都道府県知事の指揮監督を受ける。
市町村長は、児童委員に必要な状況の通報及び資料の提供を求め、並びに必要な指示をすることができる。
都道府県知事は、児童委員の研修を実施しなければならない。

<民生委員>
民生委員は、その職務に関して、都道府県知事の指揮監督を受ける。
市町村長は、民生委員に対し、援助を必要とする者に関する必要な資料の作成を依頼し、その他民生委員の職務に関して必要な指導をすることができる。
都道府県知事は、民生委員の研修を実施しなければならない。

<保護司>
児童委員・民生委員・保護司の整理
<児童委員>
児童委員は、その職務に関し、都道府県知事の指揮監督を受ける。
市町村長は、児童委員に必要な状況の通報及び資料の提供を求め、並びに必要な指示をすることができる。
都道府県知事は、児童委員の研修を実施しなければならない。

ここから分かること

・指揮監督を受けるのは,市町村ではない。
・研修事業を実施するのは,市町村ではない。

➡ 市町村は,専門的,かつ高度な判断が求められる業務は行わない。
➡ 市町村は,専門職を対象とする養成研修は行わない。

このような法則をしっかり押さえていくことで,国試本番の得点力となります。


補足

問題96の「民生委員に定年がある」について

これに引っ掛けられた人がいたと思います。

定年が定められているのは,法ではなく通知です。

現場を知っているとこんなところに引っ掛けられます。「根拠法は・・・」といったことが勉強の時に必要なのは,こういうところに意味があります。

この出題は

https://mainichi.jp/articles/20170708/k00/00e/040/277000c

この記事にインスパイアされたのかもしれません。

2018年2月6日火曜日

合格できる勉強法~基礎勉強をしっかり行う重要性

国試の文字数は少なくなっている


国試問題の文字数が最も多かったのが第24回
約57,000文字


第30回国試の文字数
約36,000文字(昨年より3,000文字減)


問題の文字数が少ないことは,問題の引っ掛けポイントが少なくなることを意味します。

文字数の多い時は,引っ掛けポイントが2つも3つもある問題もありました。

その時代は,勉強しても得点できないということが発生しました。

そのため,ものすごく勉強したにもかかわらず不合格になり,その後国試受験をやめてしまったという方も多くいました。


勉強しても得点できない

それは国試としては健全なものではありません。

何度もメッセージを送ってきましたが,

今の国試は

努力は必ず報われる試験

となっています。

文字数が多くても,試験時間は同じです。

特に午前中は,最後まで解けなかった,という受験生が続出したのです。

第30回と最も文字数が多かった第24回では,20,000文字以上も違います。

とても過酷なことが想像できることでしょう。

知識が足りなければ得点できないのは,文字数が多くても少なくても同じです。

試験センターでは,受験者の得点分布,平均点等の試験データは発表しません。

しかし,おそらく得点できた人と得点できなかった人の点数の開きは今まで以上に広がっているのではないかと思います。

平均点は同じでも,分散はおそらく何倍にもなっているのではないかと想像しています。


さて,これらのことから考えられることは,基礎力をしっかりつける勉強の大切さです。


過去3年の過去問を3回やれば合格できるよ。


このようなアドバイスが本当に有効なら,4人のうち3人が不合格になるような結果にはなり得ません。


問題1で出題された「大泉門」が以前に出題されたのは

第22回のたった1回。


問題3で出題された「アルマ・アタ宣言」が以前に出題されたのは

第23回のたった1回。

過去に出題された範囲から8割程度が出題されますが,それは直近3年間ではなく,過去に実施された国試という意味です。

2年連続で出題される問題は,本当に少ないです。3年間の過去問をちょこちょっとやって合格できるほど,甘い試験ではありません。

1年かけて,しっかり基礎力をつけていきましょう。



努力は必ず報われます。

絶対に合格する,という強い気持ちをもって勉強を続けていきましょう。

もし,今年の国試を受験して,不合格になったとしても,コツコツ勉強していけば,必ず結果は良いものとなるでしょう。

内的帰属
 成功・失敗の理由は,自分の内部に要因があると考える。

外的帰属
 成功・失敗の理由は,自分の外部に要因があると考える。

内的帰属であれば,必ず成功の道筋は見つけられます。

2018年2月5日月曜日

第31回国試へのカウントダウン

第30回国試が2/4に開催されました。

受験された方はお疲れさまでした。これから各社から解答速報が出てきますが,必ず見解が分かれる問題があります。

ネットでは,難しかった,易しかった,などいろいろな情報が飛び交いますが,決してそのようなものに振り回されないことが大切です。

自己採点する場合は,一社だけにして3/15を静かに待ちましょう。


さて,第31回国試を目指す方は,いよいよ自分たちの番だと実感されているのではないでしょうか。

社会福祉士国試 学習部屋も1年後を目指して,新たなスタートを切ります。

チームfukufuku21からのおすすめです。

ぜひ第30回国試問題を解いてみましょう。

第30回国試問題は,日本ソーシャルワーク教育学校連盟(ソ教連)のホームページで入手することができます。

どんな問題が出題されているのかぜひ見てみましょう。

勉強が進んでいない方は,何が書かれているのかわからないかもしれません。

しかし,1年後には,これらの問題は解けなければなりません。

国試では,どんなに勉強しても,「分からない,困った」と思う問題が出題されます。

というか,多くの問題はそのようなものかもしれません。

5月以降に各社から過去問題集が販売されます。

その解説を読むと,最初は分からなくても,「ああ,こういうことか」と理解できると思います。

国試本番は,解説してくれるガイド役はいません。自分ですべて推論を立てて,問題に答えていくことになります。

模擬試験は,そのような練習の場になりますが,本当の国試問題とはほんのちょっと違います。

本当の国試問題は,当たり前のことですが,国試問題しかありません。

解説を読んで,「分かった」でも今は良いと思いますが,ガイドなしで国試問題に取り組めるのは今しかありません。

ぜひ,真っ白状態で国試問題に取り組める今,やってみるのが大切です。

ぜんぜん分からないかもしれません。「難しい」「自分には無理」など,いろいろな感想があることでしょう。

それでも良いのです。その気持ちをずっと覚えていていただきたいと思います。

今年の国試問題を参考にして,参考書などが作られていきます。

しかし,2年連続で出題されるものは本当に数が少ないです。

2年連続して出題されるようなものは,その前にも出題されているようなものが多いです。
つまり,今出ている参考書で十分対応できます。

先生方は,「最新のものを覚えよう」と言います。しかし,最新の制度改正が出題されるのは1・2問です。

1・2問の差で,合格できないということはよくあります。

しかし,その1・2点の差は,最新の制度改正が解けるかどうかの差ではなく,スタンダードな問題が解けるかかどうかの方が大きいです。

ぜひ,国試問題を解いてみるところから勉強をスタートしてみましょう。

それでは,新たなスタートです!!

2018年2月4日日曜日

受験お疲れさまでした

第30回国試を受験された方はお疲れさまでした。

一部の会場では混乱があったようですが,とりあえず終了です。

ごゆっくりお休みください。

保護率17.0パーセントに引っかかった人は多かったかもしれませんね。

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