2024年11月4日月曜日

グループワークの理論家たち

 

今回は,グループワーク(集団援助技術)の主な理論家を学びます。

 

グループワークの主な理論家

コイル

セツルメントやYWCAの実践を基盤とし,グループワークの母と呼ばれた。

また,「グループワーカーの機能に関する定義」(1949年)を起草した。

コノプカ

グループワークの14の原則を示し,治療教育的グループワークの発展に貢献した。

ヴィンター

ミシガン学派に所属し,個人を望ましい方向に向けて治療する治療モデルを提唱した。

トレッカー

アメリカで青少年健全育成がまだグループワークの主要な分野であった1950年代に活躍し,その著作は翻訳されて日本のYMCA等の働きに理論的な基盤を与えた。

シュワルツ

ソーシャルワーカーの役割を,メンバーとグループの媒介者とし,相互作用モデルを提唱した。

 

それでは今日の問題です。

 

33回・問題113

グループワークに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 コイル(Coyle,G.)は,ミシガン学派に所属し,個人を望ましい方向に向けて治療する治療モデルを提唱した。

2 コノプカ(Konopka,G.)は,グループワークの14の原則を示し,治療教育的グループワークの発展に貢献した。

3 ヴィンター(Vinter,R.)は,ソーシャルワーカーの役割を,メンバーとグループの媒介者とし,相互作用モデルを提唱した。

4 トレッカー(Trecker,H.)は,セツルメントやYWCAの実践を基盤とし,グループワークの母と呼ばれた。

5 シュワルツ(Schwartz,W.)は,アメリカ・グループワーカー協会で採択された「グループワーカーの機能に関する定義」(1949年)を起草した。

 

カタカナが多くて読みにくい問題です。丁寧に読み進めて考えることが必要です。

 

それでは,解説です。

 

1 コイル(Coyle,G.)は,ミシガン学派に所属し,個人を望ましい方向に向けて治療する治療モデルを提唱した。

 

これは,ヴィンターのことを述べたものです。

 

2 コノプカ(Konopka,G.)は,グループワークの14の原則を示し,治療教育的グループワークの発展に貢献した。

 

これが正解です。

 

3 ヴィンター(Vinter,R.)は,ソーシャルワーカーの役割を,メンバーとグループの媒介者とし,相互作用モデルを提唱した。

 

これは,シュワルツのことを述べたものです。

 

4 トレッカー(Trecker,H.)は,セツルメントやYWCAの実践を基盤とし,グループワークの母と呼ばれた。

 

これは,コイルのことを述べたものです。

 

5 シュワルツ(Schwartz,W.)は,アメリカ・グループワーカー協会で採択された「グループワーカーの機能に関する定義」(1949年)を起草した。

 

これもコイルのことを述べたものです。

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