国家試験で最高のパフォーマンスを発揮するのは・・・
基礎知識 × 問題を読む力
基礎知識だけでも点数は伸びません。
問題を読む力があるだけでも得点は伸びません。
残念ながら合格できなかった人の多くは,「知識が足りなかった」「理解が足りなかった」と言います。
しかしこう考えてしまうのはとても危険があります。
まずは,知識が足りなかったという場合です。
知識が足りなかった ➡ 知識を増やそう
と考えてしまうのは,間違いです。
薄っぺらいサブ参考書にしかならないものをメイン参考書として使用していた人なら,本当に知識が足りなかったかもしれません。
しかし,ある程度ボリュームのあるものを使っていたなら,知識はあるはずです。その範囲を超える知識は,国試では必要としません。
知識が足りない,と感じる理由の一つは,大手出版社から出ている過去問題集の解説がごちゃごちゃ書きすぎていることがあります。
知っていて損はないと思いますが,もっと分かりやすく端的に書けないものだろうか,といつも思います。
理解が足りなかった ➡ しっかり理解しよう
これは一見正しいように見えますが,「どのように」の視点が抜けています。
そのために,参考書をひたすら繰り返す勉強になります。
言い換えられたら,対応が難しくなります。
チームfukufuku21は,「あいまいな知識」が一番の問題だと考えています。
国試問題は,一つひとつを見てみると,一部の変態的な問題を除けば,それほど難解なものではありません。
そのため,ちゃんと勉強したなら,解説を読めば「あぁ,そうかぁ」と思うことでしょう。
国試問題は人が作るので,どこかにほころびが生じているものもあり,そこに気がつけば知識がなくても解ける問題もあります。
国試の会場で一番やっかいなのは,「あれっ,これってなんだっけ?」と思うような問題です。
これこそが「あいまいな知識」と言えるものです。
これから国試までは,今まで培ってきた知識をより確実なものにすることを心がけましょう。
次回からは,そのような問題を取り上げながら
あいまい ➡ しっかりした知識
にしていただきたいと思います。
改めてどうぞよろしくお願いいたします。
チームfukufuku21