第30回国試は,2月4日に実施されます。
この日まで,あと102日です。
この期間は,短いように感じる人もいるかもしれません。
しかし,これだけの時間があれば十分に合格できる実力はつけられます。
100日は,短いようで長いです。
この期間を使って効率よく勉強するためには,適切な学習計画が欠かせません。
旧カリキュラムの時代は,1科目の問題数は,社会福祉援助技術(現在の相談援助に相当)が30問。そのほかの12科目は10問。合計150問でした。
この当時は,1科目の問題数が多いこともあり,苦手な科目は完全に捨て科目にして,まったく勉強せず,捨て科目は,すべて3,あるいはすべて4をチェックするという方法が取れました。これでも2~3点は取れたのです。
捨て科目が3科目くらいあっても,他の科目で十分合格点には到達できました。
今は,1科目の問題数が少ないので同じ作戦は取れません。
苦手科目の中にも,比較的得意なものを見つけることが大切です。そこはしっかり勉強しましょう。
また別な言い方をすると,
合格する人と不合格になる人の差は,法制度をしっかり押さえているかしていないかにあります。
過去問を改めて眺めてみてください。多くの人が苦手だという人名や歴史は全体ではほんのわずかしかありません。
多くは,法制度が占めています。
この部分をじっかり覚えることが合格ラインを超えることにつながります。
合格をつかむ人も,人名,歴史は苦手です。合否を分けるのは,法制度をどれだけしっさり覚えているかです。
国試までの100日をどのような学習計画を立てて過ごすか。
それは明確です。
今はまだ時間があるので,1か月くらいは,法制度7:理論系3の割合で良いです。
12月からは,法制度8:理論系2くらいの割合でいきましょう。
法制度をしっかり覚えること。
そして,出題頻度の高いものは,絶対に落とさないこと。
これが100日で合格する秘訣です。
前回紹介したように,様々なアプローチは,出題率100%です。
ポストモダニズムに位置するアプローチは重要です!!
様々なアプローチには,実証主義的(科学的)なモダン系の「心理社会的アプローチ」「問題解決アプローチ」「行動変容アプローチ」「課題中心アプローチ」「課題中心アプローチ」「危機介入アプローチ」などがあります。
この日まで,あと102日です。
この期間は,短いように感じる人もいるかもしれません。
しかし,これだけの時間があれば十分に合格できる実力はつけられます。
100日は,短いようで長いです。
この期間を使って効率よく勉強するためには,適切な学習計画が欠かせません。
旧カリキュラムの時代は,1科目の問題数は,社会福祉援助技術(現在の相談援助に相当)が30問。そのほかの12科目は10問。合計150問でした。
この当時は,1科目の問題数が多いこともあり,苦手な科目は完全に捨て科目にして,まったく勉強せず,捨て科目は,すべて3,あるいはすべて4をチェックするという方法が取れました。これでも2~3点は取れたのです。
捨て科目が3科目くらいあっても,他の科目で十分合格点には到達できました。
今は,1科目の問題数が少ないので同じ作戦は取れません。
苦手科目の中にも,比較的得意なものを見つけることが大切です。そこはしっかり勉強しましょう。
短期的に実力を高められるのは,法制度です。
また別な言い方をすると,
合格する人と不合格になる人の差は,法制度をしっかり押さえているかしていないかにあります。
過去問を改めて眺めてみてください。多くの人が苦手だという人名や歴史は全体ではほんのわずかしかありません。
多くは,法制度が占めています。
この部分をじっかり覚えることが合格ラインを超えることにつながります。
合格をつかむ人も,人名,歴史は苦手です。合否を分けるのは,法制度をどれだけしっさり覚えているかです。
国試までの100日をどのような学習計画を立てて過ごすか。
それは明確です。
今はまだ時間があるので,1か月くらいは,法制度7:理論系3の割合で良いです。
12月からは,法制度8:理論系2くらいの割合でいきましょう。
法制度をしっかり覚えること。
そして,出題頻度の高いものは,絶対に落とさないこと。
これが100日で合格する秘訣です。
前回紹介したように,様々なアプローチは,出題率100%です。
ポストモダニズムに位置するアプローチは重要です!!
様々なアプローチには,実証主義的(科学的)なモダン系の「心理社会的アプローチ」「問題解決アプローチ」「行動変容アプローチ」「課題中心アプローチ」「課題中心アプローチ」「危機介入アプローチ」などがあります。
これらの流れを否定するポストモダニズム系の「エンパワメントアプローチ」「ナラティブアプローチ」「解決志向アプローチ」「フェミニストアプローチ」「実存主義アプローチ」などかあります。
伝統的なモダン系と新興勢力のポストモダニズム系に分けることができ,近年,現場ではポストモダニズム系が大流行しています。
国試の出題は,まだまだ伝統的なモダン系が多い傾向にあります。
しかし,このような背景から,今後は,ポストモダニズム系の出題が増加していくのではないでしょうか。
それでは今日の問題です。
第25回・問題109
解決志向アプローチにおける質問法に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 ミラクル・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した奇跡的な体験について尋ねる。
2 スケーリング・クエスチョンは,クライエントの経験や今後の見通しを数値に置き換えた評価を尋ねる。
3 コーピング・クエスチョンは,クライエントがこれからどのように問題に対処するかを尋ねる。
4 エクセプション・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した例外的な失敗体験について尋ねる。
5 サバイバル・クエスチョンは,クライエントがこれから生き抜いていく見通しについて尋ねる。
解決志向アプローチは,ポストモダニズム系に位置付けられます。
ポストモダニズム系はモダン系よりも活用しやすいことが特徴だと言えます。
そのうちの解決志向アプローチは,いろいろな質問を使って,クライエントが明るい未来を志向できるように支援しています。
それでは詳しく見て行きましょう。
1 ミラクル・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した奇跡的な体験について尋ねる。
最初の質問は「ミラクル・クエスチョン」です。
ミラクル・クエスチョンは,もっとも解決志向アプローチっぽい質問だと言えます。
今の問題を棚上げして「奇跡が起きたら,どうしますか」といった質問で,解決した後をイメージしてもらう質問です。
過去の体験ではありません。
よって×。
2 スケーリング・クエスチョンは,クライエントの経験や今後の見通しを数値に置き換えた評価を尋ねる。
これが正解です。
スケーリングは,目盛りの意味です。
「今不安なのですね。最大に焦っている時を10点満点だとすると,今の焦りは何点くらいですか」といった質問をします。
今の状況や今後の見通しをチェックするための質問です。
3 コーピング・クエスチョンは,クライエントがこれからどのように問題に対処するかを尋ねる。
コーピング・クエスチョンも特徴的な質問です。
「今まで大変だった中,どうやって乗り越えてきたのですか」といった質問をします。
自分が乗り越えてきた力に気づいてもらうための質問です。
これからではなく,「今までどうしていたのか」です。
よって×。
4 エクセプション・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した例外的な失敗体験について尋ねる。
エクセプション・クエスチョンは「例外探し」の質問です。
「いつも勉強のやる気が出ないとのことですが,勉強したくなる時はどんな時でしたか」といった,例外を見つけて,その例外を再現できるように支援していきます。
勉強する時間がないとのことですが,その中でも勉強できた時は,どんな場合でしたか」といった質問もあります。
例外の場面ががたくさん現れるように考えることで解決しようとする質問です。
失敗体験を尋ねても意味がありません。
うまくいったことを考えることで,成功するイメージをもってみらうことができます。
よって×。
5 サバイバル・クエスチョンは,クライエントがこれから生き抜いていく見通しについて尋ねる。
サバイバル・クエスチョンは,コーピング・クエスチョンの一つです。
長く問題が続いていた時に,どのように対処して生き抜いてきたのかに気づいてもらうための質問です。
これからではなく,過去に対する質問です。
よって×。
問題解決アプローチと解決志向アプローチの違い
問題解決アプローチ
➡ 問題となるものを分析して,その問題を解決するために支援していきます。
解決志向アプローチ
➡ ポストモダニズム系なので,問題自体を分析することは行わないことが特徴です。
解決したイメージを描くことで,解決していこうとします。
未来志向のアプローチ法と言えます。
解決志向アプローチは,すぐ使えそうな感じがしませんか?