第30回(精神保健福祉士は第20回)の国家試験まで約100日となりました。
学習計画は,しっかり立てていますか?
ここからは,行き当たりばったりの勉強ではなく,小さな目標を立てて,それに向かって一歩一歩進んでいくことが重要です。
そして,マイナス言葉はやめましょう。
覚えた実感がなくても,勉強できることを喜びと思って頑張っていきましょう!!
覚えられない,焦っている,不安だ,といった言葉は,今から封印です。
さて,現行カリキュラムは第22回から実施されています。
学習計画は,しっかり立てていますか?
ここからは,行き当たりばったりの勉強ではなく,小さな目標を立てて,それに向かって一歩一歩進んでいくことが重要です。
そして,マイナス言葉はやめましょう。
覚えた実感がなくても,勉強できることを喜びと思って頑張っていきましょう!!
覚えられない,焦っている,不安だ,といった言葉は,今から封印です。
さて,現行カリキュラムは第22回から実施されています。
それ以降,毎年必ず出題されています(22回はコンサルテーション)。
旧カリ時代に遡っても,出題されなかったのは,第4回,第15回,第16回,第19回,第21回だけです。
今までの出題率(第1・2回の問題は非公開)は,81.5%という極めて高い頻度で出題されていますが,現行カリキュラムでは,100%!!
絶対に覚えておきたいものの筆頭だと言えるでしょう。
それでは今日の問題です。
第25回・問題117
L社会福祉士が部下のK社会福祉士に対して行うスーパービジョンに関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者から,K社会福祉士についての苦情を聴き,すぐにそれを施設管理者に人事考課のための情報提供として伝える。
2 K社会福祉士が,利用者とかかわるのがつらいと話しながら泣いてしまったので,共感を示すために一緒に泣く。
3 K社会福祉士の業務負担や力量,そしてケースの困難度を勘案して,担当ケース数を配慮する。
4 利用者への支援について,K社会福祉士から逐一報告してもらい,効率的に業務を遂行するために細かく指示を出す。
5 K社会福祉士が,利用者の意向を確認していないことがよくあることを指摘し,上司として自分が利用者の意向の確認を行う。
スーパービジョンの機能には,以下の3つがあります。
管理的機能
教育的機能
支持的機能
スーパービジョンの種類には,以下のようなものがあります。
個別スーパービジョン
グループスーパービジョン
ピアスーパービジョン
ライブスーパービジョン
セルフスーパービジョン
これらをしっかり覚えておきましょう。
それでは,詳しく見て行きますね。
1 利用者から,K社会福祉士についての苦情を聴き,すぐにそれを施設管理者に人事考課のための情報提供として伝える。
苦情を施設管理者に伝えるのでは,上記のスーパービジョンの3つの機能のうちのどれにも当てはまりません。
よって×。
2 K社会福祉士が,利用者とかかわるのがつらいと話しながら泣いてしまったので,共感を示すために一緒に泣く。
時には,共感して一緒に泣いてしまうことはあるかもしれません。
しかし,共感を示すために一緒に泣くのであれば,支持的機能も教育的機能にも当てはまりません。
共感は支持ではありません。
よって×。
3 K社会福祉士の業務負担や力量,そしてケースの困難度を勘案して,担当ケース数を配慮する。
これは,3つの機能のうちの管理的機能に当てはまります。
よって正解です。
4 利用者への支援について,K社会福祉士から逐一報告してもらい,効率的に業務を遂行するために細かく指示を出す。
スーパービジョンには,管理的機能がありますが,指示するであれば,スーバージョンにはなりません。
ワーカーの成長の機会を奪ってしまうことになります。
よって×。
5 K社会福祉士が,利用者の意向を確認していないことがよくあることを指摘し,上司として自分が利用者の意向の確認を行う。
スーパービジョンの種類には,ライブスーパービジョンがあります。
スーパーバイジーと一緒にクライエントに関わりながらの行うのはライブスーパービジョンですが,バイザーが自ら動くのは,スーパービジョンにはなりません。
ワーカーの成長の機会を奪ってしまいます。
よって×。
スーパービジョンの事例問題では,「〇〇的機能」を活用したスーパービジョンで適切なのはどれか,といった出題がされることがあります。
十分に気を付けましょう。