多くの受験生は,歴史問題を苦手とします。
しかし歴史問題はいつも問われるポイントはいつも同じ。
覚える最優先は法制度ですが,歴史問題も解けると得点の底上げとなります。
今はまだ国試まで時間がたっぷりあるので,歴史も確認しておきたいと思います。
第31回に出題された歴史にかかわる問題
人体の構造及び機能並びに疾病
問題4 オタワ憲章
現代社会と福祉
問題24 イギリスの福祉政策の歴史(エリザベス救貧法,労役場テスト法,ギルバート法,新救貧法,国民保険法)
地域福祉の理論と方法
問題30 社会福祉事業法の題名変更
社会保障
問題53 医療保障制度の歴史的展開(健康保険法,国民皆保険,高額療養費制度,老人保健施設の創設,後期高齢者医療制度)
障害者に対する支援と障害者自立支援制度
問題57 障害者福祉の発展過程(国際障害者年,そのほかのものは歴史と言えるほど古くない)
相談援助の基盤と専門職
問題94 日本のソーシャルワークの発展に寄与した人物(仲村優一,竹内愛二,永井三郎,小河滋次郎,三好豊太郎)
第31回はこの6問です。
第30回をざっと数えると12問だったので,第31回は半分になっています。
第29回は13問でした。第31回の6問はここ3年間では最も少ないものです。
歴史をしっかり勉強してきた人は,拍子抜けしたのではないでしょうか。
第32回は,第31回と同じように出題するのか,第30回以前に戻るのかはわかりません。しかし先に紹介したように,問われるポイントは決まっているので,しっかり押さえておきたいものであることは間違いありません。
<今日の一言>
歴史が苦手だと思うのは,年号を覚えなければならない,と思うからではないでしょうか。
しかし,社会福祉士の国試は歴史の試験ではないので,年号がわからなければ解けない問題はほとんどありません。
大体いつの時代なのかがわかっていれば十分です。
年号を覚えることを優先するのではなく,それはどういったことだったのか,を意識して覚えていきましょう。
歴史問題は,出題されるポイントは同じですが,過去3年間に出題されたものがすぐ再登場することは少ないです。
参考書で覚えていくことが欠かせません。
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