2019年2月13日水曜日

再受験で合格をつかむ:悪循環を断ち切ろ~

社会福祉士の国家試験の合格率は,20~30%です。
決して簡単な試験ではないことは明らかです。

介護支援専門員試験の方が合格率は低い,とおっしゃる方もいるでしょう。
しかし,合格率の比較では,試験の難易度を推しはかることはできません。

なぜなら,受験資格が違うからです。
介護支援専門員は,実務経験があれば受験できます。

社会福祉士は,大学などで受験資格を得るルートのほかに一定の実務経験を経た後に一般養成施設などで受験資格を得るルートがあります。

実務経験だけでは受験資格を得ることができません。

受験に挑む姿勢がまったく違うといっても良いでしょう。

介護支援専門員が行うケアマネジメントは,ソーシャルワークの一技法を取り出したものです。

別な言い方をすると,ソーシャルワークはケアマネジメントを包含するものです。

そのため,社会福祉士の方が広い知識と実践力が求められます。

試験も当然広範囲となります。

前置きはこの辺りにして,本題です。

何度もチャレンジしてもなかなか合格できないという人は多いと思います。

そういう方は,ぜひ勉強方法を変えてみませんか。

ずっと勉強を続けてきた努力はすごいことです。

努力は必ず結果に現われます。

しかし正しい努力ではないと,ほんとに欲しい国家試験合格という結果に到達するのは,難しいと思います。

まず「3か月間で,3年間の過去問を3回解けば合格できる」という幻想は捨てましょう。

アドバイスしてくれる人は,それで合格できたかもしれません。

しかし,それで合格できるなら,合格率が20~30%にはとどまらないでしょう。

結果が伴う正しい努力をすることが大切です。

努力の結果,不合格になるのは本当に辛いことです。

それを乗り越えた先には,国試合格があります。


得点につながる覚え方の例

間違った覚え方
1973年は福祉元年

正しい覚え方
福祉元年には,老人医療費無料化,高額療養費制度,物価スライド制などが導入された。

なお老人医療費無料は,第31回・問題126に出題されたように,70歳以上を対象としていました。

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