社会福祉士の国試は,出題基準に沿って出題されています。
その中に「様々な実践モデルとアプローチ」があります。
様々な実践モデルで示されているものは
・治療モデル
・生活モデル
・ストレングスモデル
の3つです。
システム理論の流れで,治療モデルと生活モデルを紹介しました。
今回から,ストレングスモデルを紹介します。
ストレングスとは,ストロングの派生語で,「強さ」を意味しています。
強さは,「人」の中にもあります。
「環境」の中にもあります。
それでは今日の問題です。
第22回・問題91 サリービー(Saleebey,D.)の唱えるストレングス視点に関する次の記述うち,正しいものを一つ選びなさい。
1 問題解決を行うためのストレングスは,個人や家族のみならず,地域の中にも見い出すことができる。
2 クライエントの希望やビジョンには,ストレングスを見い出すことができない。
3 逆境や困難な体験における苦しみは,ストレングスの形成を妨げる。
4 ストレングスを高めることと,クライエントの目に見えない潜在力の強化とは反するものである。
5 クライエントのストレングスの見極めは,ソーシャルワーカーの客観的判断に基づくものである。
ストレングスの意味が分からなくても,日本語的に解けてしまう問題かもしれません。
正解は,選択肢1です。
1 問題解決を行うためのストレングスは,個人や家族のみならず,地域の中にも見い出すことができる。
クライエントに関係するものは,すべて環境です。
地域も環境です。
例えば,地域住民にもストレングスを見出すことができます。
2 クライエントの希望やビジョンには,ストレングスを見い出すことができない。
クライエントの希望やビジョンはストレングスになります。
3 逆境や困難な体験における苦しみは,ストレングスの形成を妨げる。
逆境や困難な体験における苦しみを乗り越えることは,ストレングスの形成につながります。
4 ストレングスを高めることと,クライエントの目に見えない潜在力の強化とは反するものである。
クライエントの目に見えない潜在力の強化は,ストレングスを高めます。
5 クライエントのストレングスの見極めは,ソーシャルワーカーの客観的判断に基づくものである。
「あなたのストレングスは,私のスケールでは10段階中第5段階です」といったことは意味がないことです。
<今日の一言>
ストレングスは「強さ」です。
数多くのストレングス視点を持つことは,ソーシャルワーク実践に重要なことだと思います。
「弱さ」は容易に見つけることはできるかもしれませんが,「強さ」を見出すことは簡単ではないからです。
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