2024年5月24日金曜日

過去問を使った勉強法は社会人向き! そのコツを大公開!!

 

分厚い参考書をしっかり覚えるのも良いですが,時間が取れない社会人には,効果的とは必ずしも言えません。

参考書である程度の知識を付けたら,模擬問題や過去問をたくさん解いて勉強するのは,社会人に向いています。


その際,特に注目したいのは,正解できなかった問題です。


間違った問題でも,解説を読めば理解できると思います。



しかし時間をおいてもう一度同じ問題を解いてみると,

一度間違った問題は,また間違う率が高いです。


脳が間違って覚えているからです。



解説を読んだ時は,「なるほど」と思っただけでは,また間違う恐れがあります。



もし2回同じ問題で間違った場合は,

間違った問題は,正しい文章に書き替えてノートや参考書に書きましょう。

 

過去問や模擬問題を解くのはとても意義があるのですが,正しくない文章を見続けることになるので,間違った文章を右脳が覚えることになります。



正しい文章に書き換えることは,ただ書き写すのではなく,自分の頭で考えることになるので,とても印象深く脳に叩き込まれます。


勉強は,ひと手間かけることで効果が見違えます。



理解力が特に求められる科目では特に必要でしょう。


制度の中でもでも理解しにくい制度もあるので,その場合は図表などにまとめてみるのも良いと思います。


いずれにしても,


間違った問題は徹底的につぶし込む。



この作業を繰り返していけば,「問題が解ける」力はかなりアップします。

 

さて,それでは今日の問題です。

 

26回・問題141 

現行の児童手当制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 児童手当は,児童の年齢にかかわらず同一の金額が支給される。

2 児童手当の支給に要する費用の一部には,事業主からの拠出金が充てられる。

3 児童手当は,児童が18歳に達する日以後の最初の331日まで支給される。

4 児童手当は,第3子の児童から支給される。

5 児童手当を受けようとする父母等は,都道府県知事の認定が必要である。

 

児童手当は,民主党政権の時に子ども手当が支給されていましたが,児童手当法自体は存続していたので,子ども手当の期限が終了して,また児童手当が支給されています。

子ども手当には,所得制限がありませんが,児童手当には所得制限があることが相違点です。


それでは,詳しく見て行きましょう。

 

1 児童手当は,児童の年齢にかかわらず同一の金額が支給される。

 

 

児童の年齢にかかわらず同一というのが,とても怪しげですね。

もちろん同一ではありません。

よって×


このようなタイプの問題は,一度読むと,もう引っかからないと思います。

 

2 児童手当の支給に要する費用の一部には,事業主からの拠出金が充てられる。

 

知られていないと思いますが,事業主も拠出しています。

よって正解。

 

3 児童手当は,児童が18歳に達する日以後の最初の331日まで支給される。



子どもがいないと厳しいと思いますが,児童手当が支給されるのは,児童が15歳に達する日以後の最初の331日までです。

よって×

児童が18歳に達する日以後の最初の331日まで支給されるのは,児童扶養手当です。

これに引っかかった人は,正文化しておきましょう。

 

4 児童手当は,第3子の児童から支給される。

 

児童手当法が出来たのは1971(昭和46)年です。

最初は多子による貧困防止のために設けられました。

そのため,対象は第3子からでしたが,現在は第一子から支給されています。

よって×

5 児童手当を受けようとする父母等は,都道府県知事の認定が必要である。

 

 

認定請求書を市町村長に提出し,認定されれば支給されます。

よって×

都道府県と市町村の役割を考えた場合,都道府県が認定するとは考えにくいです。




<今日の一言>


学習は,ひと手間かけることでより効果的になります。



8
月から勉強を本格化すれば,時間に余裕があります。


焦りは,勉強の大敵です。


気持ちに余裕を持つためには,早めからのスタートは欠かせません。


特に再来年受験するという方は,たっぷり時間があります。

モチベーションを保ちながら,コツコツ頑張っていきましょう!!

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