今回は,エリクソンの発達理論です。
エリクソンによる発達段階の発達課題vs危機
乳児期(0~1歳) 基本的信頼 vs 基本的不信 幼児前期(1~3歳) 自立性 vs 恥・疑惑 幼児後期(3~6歳) 自主性 vs 罪悪感 児童期(7~11歳) 勤勉性 vs 劣等感 青年期(12~20歳) 同一性獲得vs 同一性拡散 前成人期(20~30歳) 親密 vs 孤立 成人期(30~65歳) 世代性 vs 停滞 老年期(65歳以降) 統合 vs 絶望 |
これを覚えたところで,今日の問題です。
第37回・問題9
エリクソン(Erikson,E.)の発達段階説における青年期の心理社会的危機として,正しいものを1つ選びなさい。
1 基本的信頼 対 基本的不信
2 同一性 対 同一性混乱
3 勤勉性 対 劣等感
4 自発性 対 差恥心
5 ジェネラティビティ 対 停滞
この問題が難しい理由は,「ジェネラティビティ」という聞き慣れないものが出題されているからです。
しかし,危機に「停滞」があるために,成人期だと推測することができます。
これさえ乗り越えたら,答えは,最も分かりやすい選択肢2に到達できます。
2 同一性 対 同一性混乱
この問題は,以下とスタイルは異なりますが,正解は同じく青年期となっています。
第31回・問題1
次の年齢のうち,エリクソン(Erikson,E.)の発達段階に関する理論にいう「アイデンティティ」が発達課題となる年齢として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 3歳
2 7歳
3 15歳
4 30歳
5 50歳
正解は,「3 15歳」です。
国家試験勉強ではエリクソンは必ず出てくるはずです。
こういったものを確実に覚えていることが合格をつかみます。
とても地味な勉強だと思いますが,これを積み重ねられる人は必ず合格できます。