タクソノミーⅡ型,タクソノミーⅢ型の問題であっても,必要なのは,基礎的な知識です。
基本的な勉強方法が変わるわけではありません。
決して詳しい知識を必要としません。
そのような問題が多く出題されれば,ボーダーラインが下がるだけです。
今回は,タクソノミーⅡ型の問題を紹介します。
前回の問題と比べるとかなり正解しやすいと思います。推測せずとも知識があれば正解できます。
タクソノミーⅢ型
https://fukufuku21.blogspot.com/2025/02/blog-post_8.html
それでは,今日の問題です。
第37回・問題70
事例を読んで,保護観察所がAさんの特別調整の協力を求めた機関について,最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事 例〕
Aさん(84歳)は,来月で6回目の刑期を終える。Aさんは帰る先もなく,頼れる人もいない。Aさんは「帰るところも探せないし,お金もない」と話しており,特別調整を希望している。矯正施設では,福祉専門官がAさんと面談し本人の意向を確かめた結果,特別調整対象者として判断したため,保護観察所に通知した。保護観察所長は,Aさんの状況を確認するために特別調整協力の依頼を求めることにした。
1 地域生活定着支援センター
2 養護老人ホーム
3 更生保護施設
4 障害者支援施設
5 福祉事務所
正解は,選択肢1の地域生活定着支援センターです。
知識不足だと選択肢3の更生保護施設と迷う人がいるかもしれません。
更生保護施設は,更生緊急保護などを行う施設であることを思い出すことができれば,消去できるでしょう。
それよりも,地域生活定着支援センターは,特別調整を行うという知識があれば,それだけで正解できてしまいます。
高齢(おおむね65歳以上)であり,又は障害を有する入所者等であって,かつ,適当な帰住予定地が確保されていない者を対象として,特別の手続に基づき,帰住予定地の確保その他必要な生活環境の整備を行う。 |