2025年2月12日水曜日

バークレイ報告

 前説なしに今日の問題です。


第37回・問題112 

「バークレイ報告」の内容として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 年齢やカテゴリー別の援助ではなく,家族全体を視野に入れた,総合的なアセスメントに基づく家族ソーシャルワークの実施を強調した。

2 地方自治体の議会にソーシャルサービス委員会を設置することが必要であると指摘した。

3 ソーシャルワーカーの任務として,それぞれが責任を持つ地理的範囲やクライエントのためのネットワークを見いだすとともに,必要があれば作り出すことに関心を持たなければならないとされた。

4 地域ケア計画を作成するにあたり,ケースマネジメントの技能を応用し,明確な財源システムを目指すことが期待された。

5 福祉サービスと保健医療改革を一体的に法定化し,継ぎ目のないサービスの提供を目標とした。

(注) 「バークレイ報告」とは,1982年の「Social Workers: Their Role and Tasks」のことである。


こんな問題が出題されるとどんな勉強をすると合格できるのか,とても不安になることでしょう。


詳細な知識が必要だと思ってしまいます。


バークレイ報告

コミュニティを基盤としたカウンセリングと社会的ケア計画を統合した実践であるコミュニティソーシャルワークを提唱した。


バークレイ報告に関して,多くの受験者はこの知識くらいしかないはずです。


この問題のうち,地域に関係しているものは,以下の2つです。


3 ソーシャルワーカーの任務として,それぞれが責任を持つ地理的範囲やクライエントのためのネットワークを見いだすとともに,必要があれば作り出すことに関心を持たなければならないとされた。


4 地域ケア計画を作成するにあたり,ケースマネジメントの技能を応用し,明確な財源システムを目指すことが期待された。


これ以外は消去できそうです。


4は「明確な財源システムを目指す」と書かれているので,ミュニティソーシャルワークではないと推測可能です。


ということで,選択肢3が残ります。


3 ソーシャルワーカーの任務として,それぞれが責任を持つ地理的範囲やクライエントのためのネットワークを見いだすとともに,必要があれば作り出すことに関心を持たなければならないとされた。


今後の参考書は,これを参考にして,改訂されていきます。


そのため,その後に勉強する人は,今日の問題を見ても何の違和感がなく,解けていくはずです。


国家試験は,これの繰り返しです。

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