前回は,第37回国家試験では,同じものが複数の問題で出題されていることを紹介しました。
https://fukufuku21.blogspot.com/2025/02/37_5.html
このほかにも以下の問題があります。
問題39 「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 都道府県知事は,障害を理由とする差別の解消に関する施策の総合的かつ一体的な実施のため,基本方針を定めなければならない。
2 市町村長は,障害を理由とする差別の禁止に関して,事業者が適切に対応するために必要な指針を定めなければならない。
3 事業者は,障害を理由とする差別の禁止に関する職員対応要領を定める義務がある。
4 事業者は,障害者から社会的障壁の除去につき意思の表明があり,過重な負担でない場合,社会的障壁の除去について必要かつ合理的な配慮をしなければならない。
5 事業主が労働者に対して行う障害を理由とする差別の解消のための措置についても「障害者差別解消法」の定めるところにより実施される。
(注)「障害者差別解消法」とは,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。
問題55 「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 この法律が施行される前から,障害者基本法に「差別の禁止」の規定があった。
2 民間事業者の合理的配慮の提供は,努力義務である。
3 この法律に基づき,市町村障害者虐待防止センターが設けられている。
4 障害者差別をした事業者には,この法律に基づき科料が科される。
5 この法律に基づく障害者の定義は,障害者基本法に規定されている障害者の定義より狭い。
(注) 「障害者差別解消法」とは,「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。