2023年2月6日月曜日

第35回国家試験の出題について

令和5(2023)年2月5日(日),社会福祉士の第35回国家試験が実施されました。


平成2年に第1回が始まって以来,既に35回を重ねます。


毎年,さまざまな新しい試みがなされ,受験生を悩ませます。


第37回から令和元年度改正のカリキュラムに従って実施されます。


第35回と第36回の国家試験はそれに向かった助走期間に位置づけられています。


その割には,劇的な変化はなかったように思います。


タクソノミーⅡ型が何問くらいになったのかはまだ数えていませんが,ちょっと多くなった感じがします。

考えて答えを出すことが必要なので,その対策が大切です。


タクソノミーⅡ型に見える問題の中には,おそらくタクソノミーⅢ型が含まれているのではないかと思います。


精神保健福祉士のような長文事例問題でなくてもタクソノミーⅢ型の出題はできるのでしょう。


これから数回にわたって,振り返ってみたいと思います。


なお,解答速報やボーダーライン予測はしません。特にボーダーラインは,誰にもわからないからです。

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