まずは,昨日の振り返りから・・・
「ことがある問題」は正解になる可能性高し。
▲をつけた選択肢があるときは,それを判断するときに使ってみましょう。
昨日は,正解を選び出す思考プロセスを追ってみました。
一問解くのにそんなことをやっていたら,一問90秒で問題を解かなければならないのに,時間が足りなくなってしまう
こんな声が聞こえてきそうです。
しかし,90秒ではないです。
90秒じゃないの?
平均すると90秒かもしれません。しかし3分使うことも可能です。
なぜなら・・・
90秒は平均です。答えがすぐわかる問題もあれば,時間をかけなければならない問題もあります。
一問を解くのに何秒,というのは目安であって,それ自身はあまり意味がないものです。
90秒にこだわると,ペースが乱れます。
午前,午後ともに制限時間内で解き終えること。
模擬試験等を受ける,過去問を解くことで,このペース感覚を養いましょう。
タイマーで一問ごとに区切った90秒を測った練習はあまり効果がないと考えています。
早く読むための練習では意味がありません。
国試の時,重要なキーワードを見落とすことにつながります。
早く読めても得点にはなりません。
もちろん・・・
問題を読むための時間は大切です。
時間があれば得点できた
国家試験の一つひとつの難易度はそれほど高くありません。
そのため,時間があれば得点できた,は多くの人が感じるのでないでしょうか。
時間があれば得点できた
ではなく,
時間内で得点できた
にならなくてはなりません。
1問90秒にこだわると,ペースを乱します。
ペースをつかむためには,問題を読む訓練が欠かせません。
3か月で合格はつかめる,という話はよく聞きます。
文章を読むことに慣れている人なら
知識の蓄積 = 得点
となり得ます。
「3か月で合格がつかめた」
とてもキャッチーですね。
しかし・・・
勉強期間や期間は重要ではないです。問題を解く力は人それぞれだからです。
「モチベーションを保つ」「目標を持つ」
それらが大切なことは間違いありません。
もう一つ・・・
問題を解く力をアップさせることができれば,さらに良いことです。
適切に,そして時間内で問題を解くためには,それなりの戦略が必要です。
どこに着目して勉強するか・・・
これからも一緒に考えていきましょう。