2024年2月24日土曜日

1問にどのくらいの時間を使えるか?

まずは,昨日の振り返りから・・・


「ことがある問題」は正解になる可能性高し。


▲をつけた選択肢があるときは,それを判断するときに使ってみましょう。

昨日は,正解を選び出す思考プロセスを追ってみました。

一問解くのにそんなことをやっていたら,一問90秒で問題を解かなければならないのに,時間が足りなくなってしまう


こんな声が聞こえてきそうです。


しかし,90秒ではないです。

90秒じゃないの?

平均すると90秒かもしれません。しかし3分使うことも可能です。

なぜなら・・・


90秒は平均です。答えがすぐわかる問題もあれば,時間をかけなければならない問題もあります。

一問を解くのに何秒,というのは目安であって,それ自身はあまり意味がないものです。


90秒にこだわると,ペースが乱れます。


午前,午後ともに制限時間内で解き終えること。

模擬試験等を受ける,過去問を解くことで,このペース感覚を養いましょう。


タイマーで一問ごとに区切った90秒を測った練習はあまり効果がないと考えています。


早く読むための練習では意味がありません。


国試の時,重要なキーワードを見落とすことにつながります。

早く読めても得点にはなりません。


もちろん・・・


問題を読むための時間は大切です。


時間があれば得点できた


国家試験の一つひとつの難易度はそれほど高くありません。


そのため,時間があれば得点できた,は多くの人が感じるのでないでしょうか。


時間があれば得点できた


ではなく,


時間内で得点できた


にならなくてはなりません。


1問90秒にこだわると,ペースを乱します。


ペースをつかむためには,問題を読む訓練が欠かせません。


3か月で合格はつかめる,という話はよく聞きます。


文章を読むことに慣れている人なら

知識の蓄積 = 得点

となり得ます。


「3か月で合格がつかめた」


とてもキャッチーですね。



しかし・・・


勉強期間や期間は重要ではないです。問題を解く力は人それぞれだからです。


「モチベーションを保つ」「目標を持つ」


それらが大切なことは間違いありません。


もう一つ・・・


問題を解く力をアップさせることができれば,さらに良いことです。


適切に,そして時間内で問題を解くためには,それなりの戦略が必要です。


どこに着目して勉強するか・・・

これからも一緒に考えていきましょう。

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