難しい問題を正解するのは難しいです。
取れる問題は落とさないこと
合否を分けるのは,1・2点の差・・・
合格基準点に1点や2点足りなくて不合格になってしまうと
もっと知識をつけなきゃ・・・ と思うかもしれません。
合否を分けるのはほんの数点の差・・・
知識 = 得点
になりにくいのが,この試験のいやらしいところです。
取れる問題は落とさないこと
知識をつけて,取れる問題を取ることが,合格基準点を超えることになります。
しかし普段しないようなミスをしてしまうのが,国試の怖いところです。
それでは,今日の問題です。
第26回・問題7
リハビリテーションに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 温熱療法などの物理療法は,作業療法に含まれる。
2 作業療法は,身体又は精神に障害のある者に対して行われる。
3 理学療法と作業療法は,脳血管障害発症後の急性期には行わない。
4 リハビリテーションには,教育や職業などの分野は含まれない。
5 リハビリテーション医学では,障害の予防や再発予防は取り扱われない。
この問題は,理学療法士と作業療法士の違いをしっかり理解していることが必要です。
理学療法の対象 ⇒ 身体に障害のある者。
作業療法の対象 ⇒ 身体又は精神に障害のあるもの。
つまり,精神障害者を対象とするのは作業療法士。
ここからわかるように,正解は2ですね。
チームfukufuku21は,こんな時は文章の結びの表現に着目してみることをお勧めします。
1 ・・・作業療法に含まれる。
2 ・・・に対して行われる。
3 ・・・行わない。
4 ・・・分野は含まれない。
5 ・・・取り扱われない。
3,4,5の選択肢は,言い切り表現ですよ。
ここで思い出してください。
「言い切り表現」に正解少なし。
3,4,5はこれを意識しなくても消去できそうです。
でもでも・・・
国試では何が起きるかわからないので,消去すべき選択肢はしっかり消去しておきたいです。1と2の選択肢は,知識がゼロだとちょっと難しいです。
ここでヒントを一つ・・・
含まれる,含まれない,は間違い選択肢を作りやすい表現
今日の教訓
取れる問題は落とさないこと。