社会福祉士は,昭和62年の「社会福祉士及び介護福祉士法」によって規定された国家資格です。
社会福祉士とは
社会福祉士の名称を用いて,専門的知識及び技術をもつて,身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ,助言,指導,福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うことを業とする者。
このうちの連絡調整は,平成19年の法改正で加わった部分です。
これでわかるように,役割は時代とともに変化していきます。
今後カリキュラムが変わっていきますが,今回は前回のように法改正は行われないので,基本的には大きな変更はないと言えます。
さて,今後社会福祉士に求められる役割を考えてみたいと思います。
ポイントは,
・制度横断的な課題への対応
・必要な社会資源の開発
・地域住民の活動支援
などです。新しいカリキュラムでは,分野ごとの縦割りが残りましたが,社会福祉士には,新しい福祉ニーズ(ニューニーズ)に応えられる能力を求められていることは間違いないです。
今後の見直しスケジュール(案)
第37回国試から新しいものになる予定ですが,大学等では2021年度から新しいカリキュラムによる教育が始まります。
いつから新カリキュラムに変わるのかが明確になったので,今後は腰を据えて今の国試に力を注ぐことができます。
地域共生社会は,みんなが知恵を出して作り上げていくものです。
制度の中で動くことも必要ですが,もう一歩進んで,ジェーン・アダムスなどが熱く生きた時代のように,ニーズに真摯に向かい合うことが必要な時代なのかもしれません。
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