モチベーションが続く勉強法の続き～シェーピング法の活用

参考書を科目ごとに切り離す

科目ごとに分けてしまえば，持ち運ぶのも容易になります。

それよりも効果的なのは，モチベーションが上がりやすいことです。

500ページの本を一日５ページ進んだとします。

一日当たりは全体の100分の１です。

残りは100分の99です。

科目ごとに切り離した場合，例えば50ページの科目であれば

一日当たりは全体の10分の１です。

残りは10分の９です。

ここまでは，前回書いたとおりです。

実は続きがあります。

１日５ページというのは，勉強量に変化はなくても，２日目以降，全体に占める割合は高くなっていきます。

1日目　5/50　10.0％
2日目　5/45　11.1％
3日目　5/40　12.5％
4日目　5/35　14.3％
5日目　5/30　16.7％
6日目　5/25　20.0％
7日目　5/20　25.0％
8日目　5/15　33.3％
9日目　5/10　50.0％
10日目　5/5　100.0％

5日目までは，そんなに大きな変化がありませんが，6日目以降は，どんどん割合が高くなっています。

つまり半分を超えたら，ゴールが近くなってくるのを実感できることを示していると言えます。

目標を小分けにして，段階を踏んでクリアしていくことは，学習理論を応用した「シェーピング法」といいます。

国試合格という大きな目標をクリアするためには，小さな目標を積み上げていくことが重要です。