2019年9月11日水曜日

社会福祉士の国家試験の概要

社会福祉士の国家試験は,平成元年に第1回が実施され,現時点までに31回実施されています。

今までの推移を見てみましょう。

受験者数
合格者数
合格率
ボーダー
得点率
1
1,033
180
17.4
 
 
2
1,617
378
23.4
 
 
3
2,565
528
20.6
 
 
4
3,309
874
26.4
 
 
5
3,886
924
23.8
 
 
6
4,698
1,049
22.3
 
 
7
5,887
1,560
26.5
 
 
8
7,633
2,291
30.0
 
 
9
9,649
2,832
29.4
 
 
10
12,535
3,460
27.6
 
 
11
16,206
4,774
29.5
 
 
12
19,812
5,749
29.0
 
 
13
22,962
6,074
26.5
 
 
14
28,329
8,343
29.5
 
 
15
33,452
10,501
31.4
91
60.7
16
37,657
10,733
28.5
85
56.7
17
41,044
12,241
29.8
83
55.3
18
43,701
12,222
28.0
80
53.3
19
45,022
12,345
27.5
81
54.0
20
45,324
13,865
30.6
87
58.0
21
46,099
13,436
29.1
85
56.7
22
43,631
11,989
27.5
84
56.0
23
43,568
12,255
28.1
81
54.0
24
42,882
11,282
26.3
81
54.0
25
42,841
8,058
18.8
72
48.8
26
45,578
12,540
27.5
84
56.0
27
45,187
12,181
27.0
88
58.7
28
44,735
11,735
26.2
88
58.7
29
45,828
11,828
25.8
86
57.3
30
43,937
13,288
30.2
99
66.0
31
41,639
12,456
29.9
89
59.3
合計
872,246
241,971
26.9
84.9
56.7


現在まで,241,971名が合格されています。

実際には,合格しても登録していない人もいるので,社会福祉士はもうちょっと少ないと考えられます。

ポーター(合格基準点)が発表されるようになったのは,第15回からです。
この回は慣れなかったためなのか,合格発表後に不適切問題が見つかり,追加合格が出ました。
第31回も追加合格が出ましたね。

第22回から現在のカリキュラムの国試が実施されています。

それ以降のボーダーを見てみると以下のようになります。






















第25回の72点と第30回の99点といういわゆるはずれ値があるので,近似直線がかなり右肩上がりの傾向になっていますが,試験センターが目指しているのは,合格率30%,ボーダー(合格基準点)90点程度であることがわかります。

ボーダーは,問題の難易度によって上下しています。
試験センターは,その基準は公表していませんが,かなり明確な基準をもっているのではないかと予測しています。

合格できるのは,上位30%のみの国家試験です。

周りと同じ勉強では合格できない国家試験です。

しかし,ちょっと見方を変えると実力はぐっと上がります。

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