スーパービジョンの機能は以下の3つです。
教育的機能 価値・知識・技術を教える機能
支持的機能 スーパーバイジーを支える機能
管理的機能 スーパーバイジーの業務を管理する機能
今日はその中でも教育的機能に注目したいと思います。
3つの中で,最も理解しやすいのは,教育的機能でしょう。
その言葉どおり,ソーシャルワーカーとして必要なスキルを教える機能です。
それでは,早速今日の問題です。
第28回・問題116 スーパービジョンに関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 ソーシャルワークの実践に必要な知識,技術,価値を伝授することは教育的機能である。
2 スーパーバイザーとスーパーバイジーの責任の範囲などを決める契約は,スーパービジョンの展開における終結の時点で行う。
3 共感的な理解や受容を通して,ソーシャルワーカーを精神的に支える機能は管理的機能である。
4 スーパーバイザーは,スーパーバイジーから専門職としてさらに成長していくようにスーパービジョンを受ける。
5 個々のソーシャルワーカーの力量や状況に見合った業務の割当てを行い,適正な業務となるよう調整することは支持的機能である。
スーパービジョンに関する出題の難易度は,実はそれほど高くありません。
しかし,勉強して人とそうでない人の差がはっきり出るものです。
なぜなら,勉強が足りない人は,スーパービジョンとは何か,その機能は何か,といったことを押さえていないからです。
答えは,選択肢1です。
1 ソーシャルワークの実践に必要な知識,技術,価値を伝授することは教育的機能である。
この文章を見て,「ははーん」と思う人は,勉強がちゃんと進んでいる人だと言えます。
「知識」「技術」「価値」は,ソーシャルワーク実践の共通基盤です。
これを身につけるために今の勉強があり,そして資格取得後もずっと続いていくものです。
そのほかの選択肢も確認します。
2 スーパーバイザーとスーパーバイジーの責任の範囲などを決める契約は,スーパービジョンの展開における終結の時点で行う。
契約は,開始する時に行います。
4 スーパーバイザーは,スーパーバイジーから専門職としてさらに成長していくようにスーパービジョンを受ける。
スーパーバイザーはスーパーバイズを行う人。
スーパーバイジーはスーパーバイズを受ける人。
つまり,この選択肢は,スーパーバイザーとスーパーバイジーが逆になっています。
3 共感的な理解や受容を通して,ソーシャルワーカーを精神的に支える機能は管理的機能である。
5 個々のソーシャルワーカーの力量や状況に見合った業務の割当てを行い,適正な業務となるよう調整することは支持的機能である。
これは入れ替えになっています。
共感的な理解や受容を通して,ソーシャルワーカーを精神的に支える機能
→ 支持的機能
個々のソーシャルワーカーの力量や状況に見合った業務の割当てを行い,適正な業務となるよう調整すること
→ 管理的機能
<今日の一言>
3つの機能のうち,最も理解しにくいのは,管理的機能です。
参考書には
管理的機能 スーパーバイジーの業務を管理する機能
などと書かれていることでしょう。
しかしこれだけでは理解が足りないのです。
管理とは具体的にどんなものなのだろう,という想像力が必要です。
3つの機能は独立しているものではなく,それぞれが関連し合っているものです。
スーパーバイジーがつぶれそうなとき,何を優先すべきか,どのようなスーパービジョンを行うのか,スーパービジョンは,スーパーバイザー,スーパーバイジーともに成長する機会です。
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初めまして。いつも拝見しております。
返信削除どちらに書かせていただいたらいいのかわかりませんでしたが、
こちらのコメント欄に書かせていただきます。
6月4日(火)の記事の中の
「指導を受ける者はスーパービジョンと言います。」
の部分ですが、
これはスーパーバイジーですよね。
差し出がましいこととは存じますがお伝えさせていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
これからも拝見することを楽しみにしております。
おかげさまで、私は今年の国試に合格いたしました。
ありがとうございます。
ゆきかさんへ
返信削除ご指摘ありがとうございます。
早速修正いたしました。
今年合格されたとのこと。
社会福祉士の国試は,たった3割しか合格することができない大変厳しい試験です。
本当によかったですね。
チームfukufuku21一同