社会福祉士の国家試験の合格率は,わずか30%です。
少なくとも,3年間の過去問を3回繰り返すだけで合格できるような試験ではありません。
社会人の受験者が,3か月で合格とか,過去問3回解けば合格できるといったことを信じているとしたら,おそらく合格することはできないと思います。
社会福祉士の国試の出題範囲は広いので,それだけの勉強では不足するのです。
合格に必要なことは,出題基準に示された範囲をひたすら覚えることです。
一つひとつの問題は決して難しくありません。
国試合格には,近道はありません。
しかし,回り道はたくさんあります。
受験生のすべての人が地道に勉強しているわけではありません。
3か月で合格できる
3年間の過去問を3回解く
これで合格する人もいます。
しかし,多くの人はこの勉強では失敗することでしょう。
間違った勉強で合格できない人が一定数いることは,真面目に勉強をしてきた人の合格を高めることにつながるので,ありがたいことです。
社会福祉士の国家試験は,上位30%が合格できる試験です。
70%の不合格になる受験生がいて,初めて上位30%が成り立ちます。
合格は,不合格になる70%の人の上に存在します。
無責任な情報を流す人は悪だと思いますが,こういった意味では,ありがたいことです。
勉強不足の70%の層を作ってくれるからです。
勉強が進んでいなくとも,今ならまだギリギリ間に合います。
なぜなら,大切なのは,勉強にかけた時間ではなく,どんな勉強をしたのか,だからです。
国家試験は,決して難しいものではありません。
そのため,国家試験を終えてから,問題を見直してみると,正解できた問題は必ずあるです。そのような問題を落として不合格になるのは悔しいことです。
勉強は辛いかもしれませんが,それでも歯を食いしばって,勉強を続けていきましょう。
他の受験生と一歩差をつけることが何よりも大切です。
3年間の過去問をちょこっと解いてみて,合格できるような試験では決してありません。
しかし,基礎力を積み重ねることができた人は,必ず合格をつかむことができます。
私たちチームfukufuku21は,本気で合格を目指す方のサポーターです。
※今日の問題はお休みします。今日は苦手だと思う科目を過去記事で強化してみましょう。
最新の記事
障害者総合支援法に規定される障害福祉サービスの実施主体
障害者総合支援法に規定される障害福祉サービスの実施主体は,市町村です。 同法における都道府県の役割は,障害福祉計画の作成,地域生活支援事業の実施,障害福祉サービス事業者等の指定などに限られます。 なお,自立支援医療には,育成医療,更生医療,精神通院医療の3種類がありますが,このう...
過去一週間でよく読まれている記事
-
ソーシャルワークは,ケースワーク,グループワーク,コミュニティワークとして発展していきます。 その統合化のきっかけとなったのは,1929年のミルフォード会議報告書です。 その後,全体像をとらえる視座から問題解決に向けたジェネラリスト・アプローチが生まれます。そしてシステム...
-
1990年(平成2年)の通称「福祉関係八法改正」は,「老人福祉法等の一部を改正する法律」によって,老人福祉法を含む法律を改正したことをいいます。 1989年(平成元年)に今後10年間の高齢者施策の数値目標が掲げたゴールドプランを推進するために改正されたものです。 主だった...
-
ホリスが提唱した「心理社会的アプローチ」は,「状況の中の人」という概念を用いて,クライエントの課題解決を図るものです。 その時に用いられるのがコミュニケーションです。 コミュニケーションを通してかかわっていくのが特徴です。 いかにも精神分析学に影響を受けている心理社会的ア...
-
先日からソーシャルワークの発展過程を取り上げています。 取り上げる順番が逆になってしまいましたが,今回からケースワークの源流について学んでいきたいと思います。 まずは「現代社会と福祉」で学ぶ領域を押さえておきたいと思います。 イギリスでは,領主による「エンクロージャー...
-
問題解決アプローチは,「ケースワークは死んだ」と述べたパールマンが提唱したものです。 問題解決アプローチとは, クライエント自身が問題解決者であると捉え,問題を解決できるように援助する方法です。 このアプローチで重要なのは,「ワーカビリティ」という概念です。 ワー...
-
国試での出題実績のあるアプローチは以下の12種類です。 出題基準に示されているもの ・心理社会的アプローチ ・機能的アプローチ ・問題解決アプローチ ・課題中心アプローチ ・危...
-
19世紀は,各国で産業革命が起こります。 この産業革命とは,工業化を意味しています。 大量の労働力を必要としましたが,現在と異なり,労働者を保護するような施策はほとんど行われることはありませんでした。 そこに風穴を開けたのがブース,ラウントリーらによって行われた貧困調査です。 こ...
-
様々なアプローチは,毎年必ず出題されています。 しかも3~4問が出題されています。 ようやく出題実績のある12種類が揃いました。 ・心理社会的アプローチ 「 状況の中の人 」を基本概念として,心理社会的に課題のあるクライエントに対して,コミュニケーションを通して関わってい...
-
コミュニティはさまざまな人が定義していますが,ヒラリーの研究によって,それらに共通するものとして ・社会的相互作用 ・空間の限定 ・共通の絆 があることが示されました。 しかし,現代では,空間が限定されないコミュニティが広がっています。それをウェルマンは,「コミュニティ開放論」と...
-
今回は,グループワーク(集団援助技術)の主な理論家を学びます。 グループワークの主な理論家 コイル セツルメントやYWCAの実践を基盤とし,グループワークの母と呼ばれた。 また,「グループワーカーの機能に関する定義」( ...