今日のテーマは「社会福祉士の業務と義務」です。
これらは,社会福祉士及び介護福祉士法に規定があります。
それでは,前説なしに今日の問題です。
第30回・問題91 社会福祉士及び介護福祉士法で定められている社会福祉士の業務と義務に関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
1 社会福祉士でなければ社会福祉士の名称を用いて業務を行ってはならない。
2 業務を行う上で主治医の指示を受けなければならない。
3 5年ごとに更新のための研修を受けなければならない。
4 秘密保持の義務は,社会福祉士でなくなった後においては適用されない。
5 業務を行うに当たり,福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。
まったく難しくないと思いますが,注意したいのは,2つ選ぶことを忘れないことです。
こういった問題でミスすると命取りになりかねません。
国試までには,ミスしないように解き方のルーティーンを確率していきましょう。
訓練が必要です。
さて,正解は,
1 社会福祉士でなければ社会福祉士の名称を用いて業務を行ってはならない。
5 業務を行うに当たり,福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。
社会福祉士は,名称独占の国家資格です。
社会福祉士は,その業務を行うに当たっては,その担当する者に,福祉サービス及びこれに関連する保健医療サービスその他のサービスが総合的かつ適切に提供されるよう,地域に即した創意と工夫を行いつつ,福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。
福祉サービス関係者等の中には,医師も含まれます。
2 業務を行う上で主治医の指示を受けなければならない。
医師との関係は,「連携」です。
3 5年ごとに更新のための研修を受けなければならない。
社会福祉士には更新制は設けられていません。
4 秘密保持の義務は,社会福祉士でなくなった後においては適用されない。
秘密保持の義務は,社会福祉士でなくなった後においても適用されます。