2023年4月14日金曜日

児童手当について

 児童手当制度は,少子化対策のために制度変更がありそうですが,とりあえず現時点(2023年4月)のもので学んでいきたいと思います。


まずは,前回の復習からです。

https://fukufuku21.blogspot.com/2023/04/blog-post_13.html


それでは,今日の問題です。


第27回・問題53 児童手当に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 児童扶養手当が支給される世帯に対しては,児童手当は支給されない。

2 児童手当の支給には,所得制限が設けられている。

3 児童手当は,第2子から支給される。

4 児童手当の支給は,児童が小学校を修了するまでである。

5 児童手当の費用は,国と地方自治体が半分ずつ負担する。


この問題は,将来的には使えなくなるかもしれません。


というのは,この問題の正解は,選択肢2「児童手当の支給には,所得制限が設けられている」ですが,今後,所得制限が撤廃されるかもしれないからです。


それでは,ほかの選択肢も確認していきます。


1 児童扶養手当が支給される世帯に対しては,児童手当は支給されない。


児童扶養手当と児童手当は併給できます。


児童扶養手当は,一人親などの場合に支給されるものです。一人親の所得は,母子家庭,父子家庭ともに両親がそろっている家庭よりも低いため,それを埋め合わせするためのものが児童扶養手当です。


障害児に支給する特別児童扶養手当も併給できます。


15歳になった最初の3月31日以前の児童であり,ひとり親家庭であり,障害児であった場合は,児童手当,児童扶養手当,特別児童扶養手当それぞれが支給されます。


3 児童手当は,第2子から支給される。


児童手当ができた時は,第3子から支給されました。現在は,第1子から支給されます。


4 児童手当の支給は,児童が小学校を修了するまでである。


現時点(2023年4月)では,児童手当は,15歳に到達した後の最初の3月31日まで支給されます。


これも年齢の引き上げが検討されているところです。


5 児童手当の費用は,国と地方自治体が半分ずつ負担する。


児童手当の費用負担は,国:3分の2,地方:3分の1です。


このほかに,事業主からの拠出金も財源としています。


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