2018年2月16日金曜日

第30回国家試験のボーダーライン~基礎力をつけることの重要性

第30回の社会福祉士の国家試験の合格発表まであと1か月となりました。

受験された方は,とても長く感じることでしょう。

試験が終わると,毎年いろいろな情報が飛び交います。

合格基準点(ボーダーライン)は○点になる,といった予測まで出てきます。

合格基準点は,問題の難易度だけではなく,合格率などいろいろな要素を組み合わせて決定されます。

自己採点でぎりぎりっぽい点数だった方は,とてもやきもきしていると思います。

誰も知り得ない合格基準点にやきもきしても,必ず3/15はやってきます。

心穏やかに,静かにその日を待ちましょう。

さて,先日,紹介したように,国家試験の問題文の文字数は第25回以降,どんどん短くなってきています。

 ↓  ↓

http://fukufuku21.blogspot.jp/2018/02/20170206.html

前回,第26回と第30回の国試問題を並べて紹介しました。

第26回でも第25回よりも文字数が短くなっていますが,第30回と比べると1行分短くなっていることが分かるでしょう。

 ↓  ↓

http://fukufuku21.blogspot.jp/2018/02/30_15.html


文字数が短くなることは,引っ掛けポイントが少なくなることを意味します。

チームfukufuku21は,


人は嘘をつくとき,饒舌になる

といったことを主張してきました。


そのような問題も第30回もありますが,多くはシンプルな言いまわしで構成されているので,基礎知識をしっかりつけた人にとっては,解きやすかったことでしょう。

しかし,前回の問題でも分かるように,知識が足りないと,文字数が多くても少なくても関係なく,解けない問題は解けないものです。


第31回が,第30回と同じような出題になるとしたら,解ける問題はしっかり得点できる基礎力をしっかりつけることがますます重要になってきます。

言葉で言うのは簡単です。


しかし,実際に行うのは,簡単なことではありません。

3年間の過去問を3回やれば合格できるよ

といった都市伝説とともに

3か月集中して勉強すれば合格できるよ

というものがあります。

アドバイスしてきくれる人は,それで合格できたかもしれません。

しかし,多くの人は勉強不足により,涙を流します。

社会福祉士の国試は,出題範囲が広いですが,その分,深掘りはしてきません。

19科目もあって多そうに見えますが,実は科目間はつながっています。


勉強を始めたときは辛いかもしれません。

しかしそれを我慢して,何度も繰り返していけば,知識がつながっていきます。

それを信じて1年間を頑張っていきましょう!!

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