そのため,最初からテクニック的な問題の読み方,解き方を紹介してきました。
しかし,本当に伝えたかった方に,私たちの情報が届けられていたのかは疑問はありますが,基本スタンスはこれからも変えずにいきたいと思っています。
さて,国試を何度も受験して不合格になる方がいます。
受験をあきらめずに受験することはとても大切です。受験をあきらめたら絶対に合格をつかむことができません。
受験をあきらめなければ,絶対に合格をつかむことができます。
しかし,何度も受験しているうちに「負のスパイラル」に陥っている恐れがあります。
負のスパイラル~その1
勉強が不十分で受験 ➡不合格 ➡ 勉強しなかった割に良い点数が取れている ➡ 気が付いたら9月 ➡ そろそろ勉強しなければと思いながらも11月 ➡ 過去問に取り組む ➡ 受験 ➡ 勉強しなかった割に良い点数が取れている ➡ 次はいけるかも ➡ 11月に過去問に取り組む ➡ 受験 ➡ 勉強しなかった割に良い点数が取れている ➡ 次はいけるかも・・・・・・
負のスパイラル~その2
力一杯勉強して受験 ➡ 不合格 ➡ 落ち込む ➡ 試験のことは思い出したくない ➡ 気がついたら8月 ➡ 去年勉強したことは忘れている ➡ 巻き返しを図る ➡ 不合格 ➡ 落ち込む ➡ 試験のことは思い出したくない ➡ 気がついたら8月 ➡ 去年勉強したことは忘れている ➡ 巻き返しを図る ➡ 不合格
どちらも負のスパイラルをオーバーに表現しました。
負のスパイラルを断ち切り,正のスパイラルに変えていくことが大切です。
合格発表後には
「知識が足りませんでした」「教科書をしっかりやりたい」
といった言葉が飛び交います。
初めて不合格になった人はそれで良いと思いますが,2回目の人は,それではちょっと弱いと思います。
どのような知識が足りなかったのか,どのような勉強をすればよいのか,それをぜひ考えてほしいと思います。
そうすれば,必ず正のスパイラルに変えることができるでしょう。
先日,紹介した以下の問題で正解した人は,決して知識不足ではないと思います。はっきり言ってかなり難しい問題です。
第30回・問題47 次の福祉計画のうち,現行法上の計画期間が5年を一期とするものを1つ選びなさい。
1 市町村介護保険事業計画
2 市町村老人福祉計画
3 市町村障害福祉計画
4 市町村子ども・子育て支援事業計画
5 市町村地域福祉計画
この問題は,本当にしっかり勉強した人でなければ正解できない問題です。
正解は4です。
知識をつけることに躍起になっていたら,同じ轍を踏んでしまいます。
チームfukufuku21は,知識があいまいにならない勉強法を伝えていきたいと思います。