ストレングスに関して国試で出題されたのは,
サリービー
ラップ
ゴスチャ
の3名のみです。
実際に,ストレングスのことを述べている人は他にもいると思いますが,今までこの3名のほかには出題されたことがないのです。
これらの人が出題されたら,「ストレングス」のことだと思うと良いです。
別な言い方をすれば,この3人以外はストレングスの問題に出題されたときは,正解以外のものとなる可能性が高いということです。
それでは今日の問題です。
第24回・問題91 ソーシャルワークにおけるストレングスモデルに関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
1 ソロモン(Solomon,B.)は,ストレングス視点の原則のなかで,すべての個人,衣族,集団,コミュニティはストレングスをもつと述べた。
2 ホリス(Hollis,F.)は,心理社会的アプローチにおいて,クライエントの動機づけ,情緒的能力,知的能力,身体的能力からなる能力をストレングスと表現した。
3 ジャーメイン(Germain,C.)は,ストレングスアプローチの立場から,ストレングスはエンパワメントの要素であり資源であると述べた。
4 ラップ(Rapp,C.)とゴスチャ(Goscha,R.)は,ストレングスモデルの原則の一つとして,地域を資源のオアシスとしてとらえることを挙げている。
5 リード(Reid.W.)とエプスタイン(Epstein,L.)は,課題中心アプローチにおいてストレングスを中心に位置づけ,援助を短期間で計画的に実行することを重要視した。
「これ以上難しい問題はない」と思える問題です。
解けても解けなくてもかまわないくらいの問題だと言えます。
第24回以降には,同様の問題は出題されていないところから,今も覚える優先度は低いのかもしれません。
正解は,選択肢4
4 ラップ(Rapp,C.)とゴスチャ(Goscha,R.)は,ストレングスモデルの原則の一つとして,地域を資源のオアシスとしてとらえることを挙げている。
これだけは覚えておきたいです。
そのほかの選択肢はすべて間違いです。
<今日の一言>
国試に出題されるポイントは決まっています。
覚えているものを超えたような出題があった場合は,多くの場合は間違いです。
勉強してきたのに知らないと思うものが出題されたら
そこには答えはない
という割り切りも時には必要です。
今日の問題では,
1 ソロモン(Solomon,B.)は,ストレングス視点の原則のなかで,すべての個人,衣族,集団,コミュニティはストレングスをもつと述べた。
ソロモンは,エンパワメントアプローチです。
環境のうちでも,敵対する環境は抑圧する存在となります。ストレングスにはなり得ません。
2 ホリス(Hollis,F.)は,心理社会的アプローチにおいて,クライエントの動機づけ,情緒的能力,知的能力,身体的能力からなる能力をストレングスと表現した。
ホリスは,心理社会的アプローチの提唱者です。
人と環境の連関性に着目します。能力については述べているかはわかりませんが,それは今まで問われたことがありません。
3 ジャーメイン(Germain,C.)は,ストレングスアプローチの立場から,ストレングスはエンパワメントの要素であり資源であると述べた。
ジャーメインは,エコロジカルアプローチの人です。
5 リード(Reid.W.)とエプスタイン(Epstein,L.)は,課題中心アプローチにおいてストレングスを中心に位置づけ,援助を短期間で計画的に実行することを重要視した。
リードとエプスタインは,課題中心アプローチで正しいですが,中心に位置づけるのは,実現可能な課題です。
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