戦略なしで合格をつかむのはとても厳しい試験であることをまずは理解しておくことが大切です。
戦略なしとは・・・例えば・・・
・10月になって,あわてて,過去問を開く。
・11月になって,あわてて,ヤマを張って勉強する。
・12月になって,あわてて,ネット情報を集め出す。
・1月になって,あわてて,他の人に勉強法を聞いて真似る。
といったものです。
合格するつもりのない記念受験組ならいざ知らず,本気で合格を目指すなら,国試から逆算した戦略が必要です。
科目ごとの目標得点を設定するのもその一つです。
参考書の多くは,国試で出題される順番に科目が並んでいます。
試験科目
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出題数
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①医学概論
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4
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②心理学と心理的支援
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6
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③社会学と社会システム
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6
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④社会福祉の原理と政策
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9
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⑤社会保障
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9
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⑥権利擁護を支える法制度
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6
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⑦地域福祉と包括的支援体制
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6
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⑧障害者福祉
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6
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⑨刑事司法と福祉
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6
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⑩ソーシャルワークの基盤と専門職
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6
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⑪ソーシャルワークの理論と方法
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9
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⑫社会福祉調査の基礎
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6
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⑬高齢者福祉
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6
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⑭児童・家庭福祉
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6
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⑮貧困に対する支援
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6
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⑯保健医療と福祉
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6
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⑯ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
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6
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⑰ソーシャルワークの理論と方法(専門)
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9
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⑱福祉サービスの組織と経営
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6
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合計
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129
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こんな感じになっています。
今の段階では,どの科目が得意か不得意か分からないと思いますので,目標点数を設定するのは,おおよそで良いと思います。
最もボリュームのあるのは,ソーシャルワーク系の科目です。合計30問もあります。
問題数も多いですし,出題の中には事例があるので,点数が取りやすい科目だと思われがちです。
これらの科目では,合計最低21~25点が必要となります。
この科目でこれだけの得点を取るためには,事例や正解しやすい問題だけではなく,難しめの問題でも正解できることが必要です。
しかし,多くの人は,共通科目に時間をかけますが,専門科目には時間をかけない傾向があります。
その中でもこの科目に時間をかけて勉強する人は多くありません。
なぜなら,先に述べたように,得点しやすいと思っているからです。
毎年,必ず出題されている問題は,それほど多くはありません。
そのうち,この科目では,様々なアプローチは必ず出題されています。しかも複数問が出題されています。
確実に得点したい問題だと言えるでしょう。
最後のまとめのまとめとして,絶対に押さえておきたいポイントをもう一度まとめます。
様々なアプローチのまとめのまとめ
アプローチ名
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援助方法
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影響を与えた主な理論
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提唱者
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心理社会的アプローチ
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「状況の中の人」を基本概念として,心理社会的に課題のあるクライエントに対して,コミュニケーションを通して関わっていく。
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精神分析理論
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ホリス
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機能的アプローチ
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ワーカーの所属する機関の機能を活用して,クライエントの意志で問題解決できるように援助する。
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意志心理学
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タフト
ロビンソン
スモーリー
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問題解決アプローチ
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クライエント自身が問題解決者であると捉え,問題を解決できるように援助する
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役割理論
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パールマン
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課題中心アプローチ
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クライエント自らが問題を解決するための課題を設定し,あらかじめ決められた期間の中で課題を達成することを目指す。
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精神分析理論,役割理論,学習理論
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リード
エプスタイン
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危機介入アプローチ
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危機状態に陥っている人に対して早期にかかわり,危機に対して対処能力を高める。
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発達理論,危機理論
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ラポポート
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行動変容アプローチ
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学習理論を活用して,クライエントの問題となる行動を消去や強化することにより,問題行動全体の変容を図る。
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学習理論
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トーマス
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エンパワメントアプローチ
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クライエントが抑圧された状況を認識して,潜在能力に気づいて,対処能力を高められるようにかかわる。
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ソーシャルアクション
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ソロモン
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ナラティブアプローチ
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クライエントが語るストーリーを重視して,新たな意味の世界を創り出すことを援助する。
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物語理論
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ホワイト
エプストン
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解決志向アプローチ
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クライエントが抱く解決のイメージを尊重し,その実現に向けてクライエントの社会的機能を高めることを目指す。
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短期療法(ブリーフセラピー)
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シェザー
バーグ
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フェミニストアプローチ
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女性にとっての差別や抑圧などの社会的な現実を顕在化させ,個人のエンパワメントと社会的抑圧の根絶を目指す。
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女性主義(フェミニズム)
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不明
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実存主義アプローチ
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利用者が他者とのつながりを形成し,疎外状態から解放されることに焦点を当てる。
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実存主義
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クリル
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エコロジカルアプローチ
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「人と環境」の交互作用に着目した援助法
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システム理論
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ジャーメイン
ギッターマン
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「様々なアプローチ」の過去の出題実績
https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_24.html
まんべんなく出題されています。
何が出題されても良いように,確実な知識にすることが大切です。
確実な知識になったのかを確かめるには,過去問を解いてみるのが一番です。