勉強の方法は人それぞれです。
しかし,丸暗記的な覚え方では,国家試験で十分な力を発揮することができないので,要注意です。
第30回・問題44 市町村が支弁した次の費用のうち,国の費用負担に関する記述として,正しいものを1つ選びなさい。
1 生活保護費の4分の3
2 生活困窮者住居確保給付金の支給に要する費用の全額
3 児童福祉法に規定される保育に要する費用の3分の1
4 「障害者総合支援法」に規定する障害福祉サービス費等負担対象額の3分の1
5 養護老人ホームへの入所措置に要する費用の4分の3
正解は,選択肢1です。
第32回国家試験を受験した人の多くは,この問題を解いた経験があったはずです。
第32回国家試験では,以下のように出題されています。
第32回・問題43 次の社会福祉施設等の費用のうち,法律上,国が4分の3を負担することになっているものとして,正しいものを1つ選びなさい。
1 救護施設の入所措置に要する費用
2 養護老人ホームの入所措置に要する費用
3 婦人相談所の行う一時保護に要する費用
4 母子生活支援施設の母子保護の実施に要する費用
5 児童養護施設の入所措置に要する費用
正解は,選択肢1です。
せっかく,「生活保護費の費用は国が4分の3を負担している」と覚えていたとしても,この問題がすぐ正解できるとは限りません。
その理由の一つは,救護施設が生活保護法に規定される保護施設の一つであるという知識が必要だからです。
「低所得者に対する支援と生活保護制度」で学んだ知識がプラスされています。
もう一つの理由は,「生活保護費」と「救護施設の入所措置に要する費用」が結びつくか,という壁があるからです。
<今日の一言>
今回紹介した問題に対応できるためには,よくよく考えて答えることが欠かせません。
そのためには,勉強するときも一つひとつ考えながら,覚えていくことが必要です。