2020年2月1日土曜日

国家試験突破に必要なこと~最後の確認

社会福祉士の国家試験は,1989(平成元)年に始まり,現時点(2020(令和2)年2月1日)までに,31回にわたって実施されています。

令和2年2月2日の2並びの日に,第32回国家試験が実施されます。

平成の年号と国家試験の実施回数は同じでしたが,令和になっても,令和の年号プラス30回を足せばよいので覚えやすいですね。

当然ながら国家試験には,こんな知識は問われません。

この「学習部屋」に訪れている方のほとんどは,第32回国家試験の合格に向けて勉強してきたと思います。

もっと勉強して国試に臨みたかったと思っている方も多いと思います。

今更悔やんでも良い結果は生まれません。

自分なりに努力してきたことは,とても貴重なことです。

国試当日に全力を出し切るために必要なことは,今までの自分の努力を認めて,国試問題と向き合うことです。

勉強が足りないと思ったとしても,社会福祉士を目指そうと思った時点と今では,比べ物にならないくらいに知識が増えていると思います。

勉強を始める前には,現在の生活保護法の前に,旧・生活保護法が存在していたということも知らなかったのではないでしょうか。

福祉事務所を設置しなければならないのは,都道府県と市であるということも知らなかったのではないでしょうか。

社会保障給付費と社会保障関係費の違い
選別主義と普遍主義の違い
リッチモンドさん
留岡幸助さん
慈善組織協会
セツルメント
シーボーム報告 などなど

これらなどについて,知っていたものはほとんどなかったのではないでしょうか。

しかし,今は,これらを説明することができます。そして,知らない人に教えてあげることもできるでしょう。

これらすべては,今までの勉強の成果です。
間違いなく,努力して覚えた結果です。

国家試験で心掛けてほしいことは,少々わからないことがあったとしても,知っている知識で必死に考えることです。

そして,それでもわからないときは,自分のわからないものはみんなもわからない,と思って,頭を切り替えて次の問題に進むことです。

現在の国家試験は,第22回国試から実施されています。


毎回,あるいは毎回近い確率で出題されているものは,それほど多くはありません。


毎回,あるいは毎回近い確率で出題されているもの

①心理療法(心理学理論と心理的支援)
②国民医療費(保健医療サービス)
③成年後見制度の概況(権利擁護と成年後見制度)
④様々なアプローチ(相談援助の理論と方法)
⑤スーパービジョン(相談援助の理論と方法)

これらは国試までに一度見直しておきたいです。

学習部屋で取り上げているのは,主に以下です。


①心理療法(心理学理論と心理的支援)
https://fukufuku21.blogspot.com/2017/08/20170821.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/04/100.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/03/311002.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/04/311003.html


②国民医療費(保健医療サービス)
https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/100.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/100_21.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/1003.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/1005.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/1006.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/1007.html

国民医療費に限らず,国家試験には細かい数字は出題されません。
数字はざっくり覚えることが大切です。


③成年後見事件の概況(権利擁護と成年後見制度)

報告書(もう一度見ておきましょう) 
→ 外部リンクです。「成年後見関係事件の概況―平成30年1月~12月-」
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/20190313koukengaikyou-h30.pdf


④様々なアプローチ(相談援助の理論と方法)
https://fukufuku21.blogspot.com/2018/01/blog-post_13.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/01/100.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2017/10/23.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2017/10/100.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_8.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_7.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_6.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_5.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_4.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/blog-post_3.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/05/11.html


⑤スーパービジョン(相談援助の理論と方法)
https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/100.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_5.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_6.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_7.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_8.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_9.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_10.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_11.html

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/06/blog-post_12.html


<今日の一言>

近年の国家試験問題は,きっちり勉強してきた人は6割ラインを超えられるように作られています。

過去を振り返ると,問題の文字数がどんどん長くなっていった第25回国試までは,言い回しの難解さがあり,勉強が十分だった人でさえ,確実に正解することが難しい問題も含まれていました。

今は,その当時と違って,確実な知識がある人は確実に正解できる問題が出題されています。

国家試験は,少しずつ重なっていて,少しずつ違う

丸暗記のような勉強をしてきた人は,少しずつ違う部分に翻弄されて,自分のペースを崩されたまま,国試を終えます。

一つひとつを確実に理解してきた人は,少しずつ違った部分にうまく合わせることができるはずです。

どんなに勉強した人でも,勉強の中で出てこなかったものも出題されます。

この時に,「勉強が足りなかった」と思うと心が弱くなります。

そういった問題は解けなくても,ボーダーラインは越えられます。国家試験はそのように作られています。これは断言できます。

声に出して言いましょう。


大丈夫,私は合格できる!


「私は,そこまで言い切れるほど,勉強していない」

と思う人もいるでしょう。

しかし,マイナス思考は,これから国試までは捨てましょう。

もう一度,言いましょう。



大丈夫,私は合格できる!!




大丈夫,私は合格できる!!!



最後に私たちからのメッセージです。


国試受験を楽しみましょう!


こう思うと心に余裕が生まれるはずです。そうすれば,必ず自分のペースで問題を読むことができます。

国家試験会場は,今まで勉強してきたあなたが輝く舞台です。素敵な主役を演じてきてください。

私たちチームfukufuku21が送り続けてきたメッセージを受け取ってくれたあなたなら,必ず主役を演じる実力を備えています。

大丈夫,あなたは合格できる。そう信じています。

最新の記事

子ども・子育て支援法

  子ども・子育て支援法は,これまでにも出題されてきましたが,正式に出題基準に含まれたのは,第37回国家試験です。 子ども・子育て支援制度は,市町村が実施主体になっています。 支給申請は,市町村に対して行います。 児童福祉法には,入所系があるので都道府県の役割がありますが,子ども...

過去一週間でよく読まれている記事