2020年9月10日木曜日

モニタリングとは

モニタリング(経過観察)とは,支援の実施中に行われるもので,支援が計画通りに進んでいるかなどを確認します。そのうえで必要な場合は,再アセスメントなどを検討します。

 

プロセスは,以下のようになります。

 

相談援助の過程(プロセス)

受理面接(インテーク)

事前評価(アセスメント)

支援計画(プランニング)

支援の実施(インターベンション・介入)

経過観察(モニタリング)

事後評価(エバリュエーション)

支援の終結(ターミネーション)

終結後の支援(アフターケア)

 

モニタリングは,どの時点で行われるのかわかりにくいこともあり,国家試験では,何度もそのことが問われています。

 

今日の問題もそんな問題です。

 

29回・問題105 ソーシャルワークの援助過程におけるモニタリングに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 プランニングの前に実施される。

2 インターベンションが行われている間に実施される。

3 契約の前に実施される。

4 インテークの途中で実施される。

5 援助終結後に実施される。

 

モニタリングを少しでも知っていれば,それほど難しくない問題でしょう。

 

正解は,選択肢2。

 

2 インターベンションが行われている間に実施される。

 

うろ覚えの人が勘違いしやすいのは,「5 援助終結後に実施される」でしょう。

 

援助の終結後に行われるのは,アフターケアですが,モニタリングは支援後に行われるもの,というイメージをもっていると間違えるので注意が必要です。

 

社会福祉士がソーシャルワーカーであるならば,カタカナ語が苦手などと思うことなく,しっかり覚えておきたものです。

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