2020年9月14日月曜日

事例問題は2つ選ぶのを忘れないこと

ソーシャルワーク系の事例問題は,それほど難しくはないですが,正解を2つ選ぶ問題は,うっかりすると2つ選ぶのを忘れてしまうので,注意が必要です。


第29回・問題111 事例を読んで,地域包括支援センターのF社会福祉士の対応に関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。

〔事 例〕

 地域包括支援センターに勤務するF社会福祉士は,G民生委員よりHさん(85歳,男性)について相談を受けた。Hさんは妻(78歳)と二人で暮らしている。Hさんは近所付き合いもせず,G民生委員が訪ねても,自分たちで何とかやっているから大丈夫だという。しかし,先日,妻が脳梗塞で入院したので改めて様子を見に行くと,Hさんは疲れ切った様子だったので,福祉サービスの利用を勧めたが拒否されたとのことであった。

1 Hさんに電話をして,地域包括支援センターに相談に来るよう勧める。

2 Hさんに援助を求める意思がないので,住民や専門職には協力を求めない。

3 市の担当課と連絡を取って,情報を共有する。

4 Hさんが援助を求めるまで,見守りながら待つ。

5 Hさん宅を訪問し状況を把握する。


この問題は,適切なものを2つ選ぶものです。


正解は,

3 市の担当課と連絡を取って,情報を共有する。

5 Hさん宅を訪問し状況を把握する。


注意するのは,選択肢4です。


4 Hさんが援助を求めるまで,見守りながら待つ。


同じようなものでも,ネットワーキングを活用して見守りをするなら正解になりますが,これでは何もしないことと同じです。

1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    今年度、6度目の社会福祉士を受験し合格したものです。
    たまたまこちらのブログを見つけて参考にさせて頂き、合格出来ました。
    とても分かりやすく役に立つことばかりでした。
    いつか感謝を伝えたいと思っていたので投稿させて頂きました。
    ありがとうございました。

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