平成19年度カリキュラムと令和元年度のカリキュラムを対照すると以下のようになります。
総時間は,新旧とも共通の1,200時間ですが,実習時間が現行の180時間から240時間に延長されることから,それ以外の科目の時間が少なくなっています。
そのあおりを受けて,「福祉行財政と福祉計画」と「就労支援サービス」の2科目が消滅しています。
しかし,演習・実習を除くと,科目数は19科目と現行と同じです。
その理由は,ソーシャルワーク系は,
⑥ソーシャルワークの基盤と専門職 30時間
⑦ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 30時間
⑧ソーシャルワークの理論と方法 60時間
⑨ソーシャルワークの理論と方法(専門) 60時間
という4科目となります。
国家試験では,共通科目と専門科目にソーシャルワーク系の科目が配置されます。
平成19年度カリキュラムの2科目のうち,「相談援助の基盤と専門職」は,不得意とする人が多かったように思います。
歴史にあたる部分は,共通科目に移動することから,共通科目はまたまた手ごわくなりそうです。