2022年5月30日月曜日

令和元年度カリキュラム改正におけるソーシャルワーク系の科目

平成19年度カリキュラムと令和元年度のカリキュラムを対照すると以下のようになります。













総時間は,新旧とも共通の1,200時間ですが,実習時間が現行の180時間から240時間に延長されることから,それ以外の科目の時間が少なくなっています。


そのあおりを受けて,「福祉行財政と福祉計画」と「就労支援サービス」の2科目が消滅しています。


しかし,演習・実習を除くと,科目数は19科目と現行と同じです。


その理由は,ソーシャルワーク系は,


⑥ソーシャルワークの基盤と専門職    30時間

⑦ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 30時間

⑧ソーシャルワークの理論と方法   60時間

⑨ソーシャルワークの理論と方法(専門) 60時間


という4科目となります。


国家試験では,共通科目と専門科目にソーシャルワーク系の科目が配置されます。


平成19年度カリキュラムの2科目のうち,「相談援助の基盤と専門職」は,不得意とする人が多かったように思います。


歴史にあたる部分は,共通科目に移動することから,共通科目はまたまた手ごわくなりそうです。

最新の記事

働者災害補償保険制度

 日本の社会保険は,5種類あります。 年金保険制度と医療保険制度は,従来あった制度を利用して,国民皆保険・皆年金を構成しているため,制度が複雑です。 それに比べると,戦後にできた労働保険(労災保険と雇用保険)は,制度がシンブルです。 今回は,そのうちの労災保険(労働者災害補償保険...

過去一週間でよく読まれている記事