2021年8月28日土曜日

社会福祉士の国家試験に合格するためには

この学習部屋に訪れている方は精神保健福祉士を受験するという人もいるかもしれませんが,多くの人は社会福祉士の国家試験の受験予定者だと思います。


気づき始めている人もいると思いますが,国家試験は150点中90点取れば合格できるという試験ではありません。


厚生労働省や国家試験を実施する社会福祉振興・試験センターは明らかにしていませんが,合格率から合格基準点を決めているようです。


別な言い方をすると,受験者のうち,上から3割の中に入らないと合格できない仕組みだということです。


絶対的な基準ではなく,実質的には相対的な基準になっていることは,受験者を実に混乱させます。


しかしラッキーなことに,受験者の中には「社会福祉士の国家試験は難しい」という亡霊が存在しているため,半ばあきらめ加減で受験に臨む人が多いのです。


しかも,現時点(2021年)は新型コロナの真っただ中。


実習がずれ込むなど,例年よりも勉強が進まないことが予測されます。


そういった状況があるので,ほかの受験者から一歩抜け出すのは,今はそれほど難しくはないと言えます。


ただ,ちょっと心配しているのは,受験料が上がったために,受験を取りやめる人も出てくることです。


それはさておき・・・


社会福祉士の国家試験に合格するために必要なのは,確実に正解できることです。


この学習部屋では,今まで数多くの問題を解説してきました。


解説を読むと「ああ,なるほど」と思う問題もあると思いますが,国家試験会場ではヒントなしで考えなければなりません。


これが結構大変なことです。


知識があることは合格に必要ですが,国試に合格できる知識でなければ意味はなしません。


合格に近道はありません。


しかし,確かな勉強を積み重ねていけば,必ず合格できます。


多くの人が思っているほど,国家試験は難しくありません。


国試に合格した自分を想像してみてください。


勉強が辛くなった時には,その姿を思い出してみてください。


辛い今を乗り越える力となってくれますよ。


※今日の問題はお休みします。


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