平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/seikatsu_chousa_b_h28.pdf
この調査は,もう出題されないだろうと思っていましたが,第31回以降第34回まで4回連続して出題されました。
まるで同じ球種を投げ続けるピッチャーのようです。
これだけ続けられると意識せずにはいられません。
覚えておく必要がありそうです。
障害者手帳所持者等の推計値
総数 593.2万人 (平成23年)511.2万人
障害者手帳所持者 559.4万人 (平成23年)479.2万人
〇身体障害者手帳所持者 428.7万人 (平成23年)386.3万人
〇療育手帳所持者 96.2万人 (平成23年) 62.2万人
〇精神障害者保健福祉手帳所持者 84.1万人 (平成23年) 56.8万人
障害者手帳非所持者で、自立支援給付等を受けている者 33.8万人 (平成23年) 32.0万人
第31回・問題56 「平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」における障害者の実態に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 障害者手帳の種類別でみると,精神障害者保健福祉手帳所持者数が最も多い。
2 身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えている。
3 療育手帳所持者数は,前回の調査時(平成23年)よりも減少している。
4 精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「20歳~29歳」である。
5 身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは内部障害である。
上記の表で,消去できるのは,選択肢1と2です。
1 障害者手帳の種類別でみると,精神障害者保健福祉手帳所持者数が最も多い。
最も多いのは,身体障害者手帳所持者です。
障害者総合支援法の障害福祉サービスを利用する場合,精神障害者は,精神障害者保健福祉手帳を所持しなくても良いですが,身体障害者は,交付を受けないと身体障害者とならないからでしょう。
3 療育手帳所持者数は,前回の調査時(平成23年)よりも減少している。
3障害とも増加しています。
それではこれ以外も確認します。
2 身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えている。
これが正解です。
身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えています。
4 精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「20歳~29歳」である。
精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「40歳~49歳」です。
5 身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは内部障害である。
身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは肢体不自由です。