2022年4月16日土曜日

平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)

平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/seikatsu_chousa_b_h28.pdf

 

この調査は,もう出題されないだろうと思っていましたが,第31回以降第34回まで4回連続して出題されました。

 

まるで同じ球種を投げ続けるピッチャーのようです。

 

これだけ続けられると意識せずにはいられません。

 

覚えておく必要がありそうです。

 


障害者手帳所持者等の推計値


総数 593.2万人 (平成23年)511.2万人

障害者手帳所持者 559.4万人 (平成23年)479.2万人

 〇身体障害者手帳所持者 428.7万人 (平成23年)386.3万人
 〇療育手帳所持者 96.2万人 (平成23年) 62.2万人
 〇精神障害者保健福祉手帳所持者 84.1万人 (平成23年) 56.8万人

障害者手帳非所持者で、自立支援給付等を受けている者 33.8万人 (平成23年) 32.0万人


 それでは今日の問題です。

31回・問題56 「平成28年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」における障害者の実態に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

1 障害者手帳の種類別でみると,精神障害者保健福祉手帳所持者数が最も多い。

2 身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えている。

3 療育手帳所持者数は,前回の調査時(平成23)よりも減少している。

4 精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「20歳~29歳」である。

5 身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは内部障害である。

 

上記の表で,消去できるのは,選択肢1と2です。

 

1 障害者手帳の種類別でみると,精神障害者保健福祉手帳所持者数が最も多い。

 

最も多いのは,身体障害者手帳所持者です。

 

障害者総合支援法の障害福祉サービスを利用する場合,精神障害者は,精神障害者保健福祉手帳を所持しなくても良いですが,身体障害者は,交付を受けないと身体障害者とならないからでしょう。

 

3 療育手帳所持者数は,前回の調査時(平成23)よりも減少している。

 

3障害とも増加しています。

 

それではこれ以外も確認します。

 

2 身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えている。

 

これが正解です。

 

身体障害者手帳所持者のうち,65歳以上の者は3分の2を超えています。

 

4 精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「20歳~29歳」である。

 

精神障害者保健福祉手帳所持者のうち,最も多い年齢階級は「40歳~49歳」です。

 

5 身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは内部障害である。

 

身体障害者手帳所持者のうち,障害の種類で最も多いのは肢体不自由です。

最新の記事

ノーマライゼーションの国家試験問題

 今回は,ノーマライゼーションに取り組みます。 前説なしで,今日の問題です。 第26回・問題93 ノーマライゼーションの理念に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。 1 すべての人間とすべての国とが達成すべき共通の基準を宣言した世界人権宣言の理念として採用された。 2...

過去一週間でよく読まれている記事