精神保健福祉士法は,社会福祉士及び介護福祉士法に10年遅れて成立しています。
精神保健福祉士にも社会福祉士と同様の義務等が規定されています。
①誠実義務
②信用失墜行為の禁止
③秘密保持義務
④連携等
⑤資質向上の責務
唯一,異なるのは,④連携等として,精神保健福祉士には,「その業務を行うに当たって精神障害者に主治の医師があるときは,その指導を受けなければならない」と規定されているところです。
それでは,今日の問題です。
第34回・問題91 社会福祉士及び介護福祉士法における社会福祉士と,精神保健福祉士法における精神保健福祉士に関する次の記述のうち,これらの法律に明記されている共通する責務として,正しいものを1つ選びなさい。
1 集団的責任の保持
2 権利擁護の促進
3 多様性の尊重
4 資質向上
5 倫理綱領の遵守
精神保健福祉士法を知らないと焦ってしまうように問題ですが,社会福祉士に規定されているものを探し出せば,正解できます。
ということで,正解は,「4 資質向上」です。これ以外は,社会福祉士及び介護福祉士法には規定されているものはありません。
シンプルに考えるとシンプルに答えられる問題です。