丸覚えはすぐ忘れます
覚えるのが得意な人がいます。
覚えるのが得意ではないという人との差はどこにあるのでしょうか。
どうやら覚え方の構造に違いがありそうです。
試験勉強のあるある
年齢とともに記憶力が落ちてきている。覚えてもすぐ忘れてしまう
記憶力は年齢とともに衰えるのは生理的に誰でも起きることです。
しかし,記憶力の低下は,人生経験の中で培われてきた知識で補うことができます。
つまりは力技で覚えようとするのではなく,覚え方を工夫することです。
例(一般論)
鳥取と島根がどっちがどっちなのかがわからないという場合の覚え方。
カギは山口県です。
鳥取と島根はわからなくても,
山口県は本州の西端なので覚えやすいのではないでしょうか。
山口県に接しているのは,「鳥取」と「島根」のうち,どちらでしょうか。
答えは「島根」です。鳥取の「鳥」の字には「山」の字はつかないのに対し,島根の「島」の字には,「山」の字がつきます。
これで山口にくっついているのは「島根」というイメージができれば,もう一生忘れることはないでしょう。
覚え方は人それぞれだと思いますが,丸覚えは非効率的,しかも忘れやすいです。
一番よくないのは,「島根は左,鳥取は右」といった覚え方です。
その時覚えていても,数日経てば「左はどっちだったっけ?」となってしまいます。
社会福祉士の国試は,引っ掛けポイントにあふれています。
似たようなものが2つある場合は,混同しやすいので,そういうところが狙われます。
例(社会福祉士)
左右差があるものは,間違いを引き起こしやすいです。
例えば,肺は右肺と左肺に分かれ,右は三葉,左は二葉である。という文章は,先ほどの鳥取と島根のように「右は三葉,左は二葉」と覚えているとすぐ忘れます。
左肺の方の容量が小さいのは,左に心臓があるからである,と覚えればもう絶対に忘れないでしょう。
覚えてもすぐ忘れるのは,年のせいだけではありません。
覚え方に工夫をプラスすることで必ず覚えられます。
<今日の一言>
覚え方を工夫すれば,記憶力は高まる!!
丸覚えはすぐ忘れます。
勉強は暗記だと思っていると丸覚えが近道だと思うかもしれません。
暗記はすぐ忘れます。しかも別の言い回しをされると対応が難しくなります。
なぜこうなっているのだろうと考えることは遠回りに見えるかもしれません。
しかし実は合格に向けての近道です。
覚え方を工夫すれば,必ず覚えられます。