社会福祉士の国家試験は19科目あります。
そのうち,相談援助系2科目「相談援助の基盤と専門職」と「相談援助の理論と方法」は,150問中28問を占めます。
合否を左右する重要なものであるのは間違いありません。
不合格になる人は「相談援助の基盤と専門職」で得点を伸ばすことができず,わずか1・2点,2科目合計して11~15問という人が多いようです。
点数が伸びない理由は,理論系の科目だからでしょう。
今から大きく点数を伸ばすのは難しいかもしれませんが,できることは確実に手を打っておきたいところです。
さて,それでは基本アイテムを紹介します。
相談援助の基盤と専門職
1.社会福祉士及び介護福祉士法
2.名称独占
3.信用失墜行為の禁止
4.秘密保持義務
5.誠実義務
6.ソーシャルワーク専門職のグローバル定義
7.ソーシャルワーク実践の共通基盤
8.ソーシャルワーク固有の価値前提
9.慈善組織協会
10.リッチモンド
11.診断主義ケースワーク
12.機能主義ケースワーク
13.ミルフォード会議報告書
14.リッチモンドに帰れ
15.ケースワークは死んだ
16.ソーシャルワーカーはいまだ専門職でない
17.ソーシャルワークは専門職である
18.アドボカシー
19.アカウンタビリティ
20.倫理的ジレンマ
21.ジェネラリスト・ソーシャルワーク
わずか21アイテムです。
覚えるべきアイテムが少ないということは,過去問と模擬問題等で十分カバーできるということに他なりません。
と言うか,この科目はむしろ過去問と模擬問題等で得点力をつける必要があります。
過去に何度か受験していて,この科目の点数が伸びないという人は,知識不足ではなく,問題慣れしていないと言えます。
理論系の問題の特徴は,同じようなことを言っても表現を変えて出題されることです。
しかし,過去問と模擬問題等の範囲をしっかりやれば,確実に4・5点は取れるようになります。その根拠は,2・3問以外は繰り返し問題だからです。出題ポイントはほとんど同じだということです。
このブログを読んでいる人の多くは,おそらく現行カリキュラムで出題された問題はどんなものであるか知っているはずです。
情報はあっても活用しなければ意味はありません。