2018年3月8日木曜日

後から問題を読んだら解けた,という出来事を考える

第30回の国家試験の合格発表まであと一週間となりました。
受験された方は,どきどきしてその時を待っていることでしょう。

試験が終わると・・・

知っているのに間違った
後から読んだら解けた

という声をたくさん聴きます。

誰もが同じことを経験していることなのでしょう。

そのため,理想を言えば,

ミスがあってもよい点数を取る!

しかしそんなに簡単に得点できないのが,国家試験の怖いところです。

しかも,合格発表で,合格基準点(いわゆるボーダーライン)が分かると,そのミスがなければ合格していたという気持ちになります。

とても悔しいことでしょう。

来年の国試で合格をつかむために,重要なことは,

なぜ問題が解けなかったのかをしっかりつかむことです。

知識が足りなかった

初めて受験された方なら,そういうこともあるはずです。

しかし,何度も受験している方は,そのほかの要因があると考えています。


知識が足りなかった
知識があいまいだった

➡ もっとしっかり勉強しよう

それこそあいまいな認識だと,同じ勉強を繰り返すことになるでしょう。
おそらく同じことが来年も起きます。

なぜなら,国試は,

少しずつ同じで,少しずつ違う

参考書を完璧にマスターしても,過去問や模擬問題集を完璧にして臨んでも,同じようには出題されないからです。

来年合格をつかむなら,

まだ国試の時の思考を振り返ってみることが大切です。

緊張感や国試会場の独特の雰囲気に呑まれて,冷静でいられなかった

こんなことはありませんでしたか?

もしこれが間違った要因だとしたら,知識を定着させる勉強のほかに,メンタル面を考えた勉強を考えなければなりません。

それができれば,

少しずつ同じで,少しずつ違う

に対応できることでしょう。

国試が難しいのは,少しずつ違うところです。

メンタル面が弱ければ,この少しずつ違う部分でやられます。


〈今日の一言〉

お酒と同じように

試験は,飲んでも,飲まれるな!

メンタル面も強化して,国試合格を目指していきましょう!!

これは現役受験組も同じです。



最新の記事

ノーマライゼーションの国家試験問題

 今回は,ノーマライゼーションに取り組みます。 前説なしで,今日の問題です。 第26回・問題93 ノーマライゼーションの理念に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。 1 すべての人間とすべての国とが達成すべき共通の基準を宣言した世界人権宣言の理念として採用された。 2...

過去一週間でよく読まれている記事