受験者数
|
39,629人
|
合格者数
|
11,612人
|
合格率
|
29.3%
|
このほかに,発表されているデータは
合格者の内訳
・性別
・受験資格別
・年齢別
・都道府県別
です。
今回,着目したいのは,そのうちの年齢別です。
受験者の年齢別合格者
年齢区分
|
人数
|
割合
|
~30
|
5,597
|
48.2
|
31~40
|
2,076
|
17.9
|
41~50
|
2,369
|
20.4
|
51~60
|
1,256
|
10.8
|
61~
|
314
|
2.7
|
合計
|
11,612
|
100.0
|
このデータは,合格者の内訳を表わしたものであり,受験者の割合のデータがありません。
それにもかかわらず,よく知らない人は,割合を合格率だと思っている人が存在します。
割合であって,合格率ではない!!
年代別の合格率は発表されていない!!
仮に合格率だとして,受験者数を試算すると以下のようになってしまいます。
年齢区分
|
合格率
|
受験者数
|
~30
|
48.2
|
11,612
|
31~40
|
17.9
|
11,598
|
41~50
|
20.4
|
11,613
|
51~60
|
10.8
|
11,630
|
61~
|
2.7
|
11,630
|
合計
|
100.0
|
58,082
|
実際の受験者数は,39,629人なので,かなりかけ離れたものとなります。
そこで,受験者の年代別構成割合を推測してみます。
そこから,年代別受験者数を推測すると,合格率は,以下のようになります。
年代別受験者数及び合格率(推測)
年齢区分
|
割合
(推測)
|
受験者数
(推測)
|
合格率
(推測)
|
~30
|
55.0%
|
21,796
|
25.7%
|
31~40
|
15.0%
|
5,944
|
34.9%
|
41~50
|
20.0%
|
7,926
|
29.9%
|
51~60
|
8.0%
|
3,170
|
39.6%
|
61~
|
2.0%
|
793
|
39.6%
|
合計
|
100.0%
|
39,629
|
30歳以下の55.0%は,合格者の内訳の「福祉系大学等卒業者」の56.7%から推測しました。
ほかの年代は,おおよそです。
推測なので,「31~40歳」と「41~50歳」の割合は,ずれている可能性があります。
<今日の一言>
合格発表のデータの中には,年代別の合格者数と割合は発表されていますが,年代別の受験者数は発表されていません。
そのために,おかしな話が一人歩きしています。
先述の年代別の合格率はあくまで推測なので,正確性はありませんが,それほど大外れはしていないと思います。
ここで改めて言いたいのは,
若い年代の合格率は,決して高くない
年齢の高い人の合格率は,決して低くない
61歳以上の割合が,2.0%よりも少ない場合は,61歳以上の合格率は,さらに上がる可能性があります。