2022年8月16日火曜日

肺の構造と動き方

 今回は肺を取り上げます。


肺は,右と左に1つずつあります。

右肺は3つに分かれ,左肺は2つに分かれます。


左肺の容量が小さいのは,心臓があるためです。


肺の拡張と収縮には横隔膜がかかわります。


横隔膜が下がると肺が拡張します。

横隔膜が上がると肺が収縮します。


それでは今日の問題です。


第30回・問題2 人体の各器官に関する次の記述のうち,解剖学的に正常なものを1つ選びなさい。

1 頸椎は12個の骨で構成される。

2 頸動脈は体表から触知できる。

3 大腸は空腸と回腸に分けられる。

4 右肺は2つの肺葉からなる。

5 胃は横隔膜の上にある。


びっくりするような問題です。


この科目はおそろしいほど難しい問題が出題されますが,その一方でこのような問題が出題されます。


正解は,選択肢2です。


2 頸動脈は体表から触知できる。


勉強せずとも多くの人は知っていることだと思います。


しかし,正解するのはそれほど簡単なものではありません。なぜならほかの選択肢によって正解をうまく隠しているからです。


それでは,正解を守っているつわものどもを解説します。


1 頸椎は12個の骨で構成される。


頸椎の骨は,7個で構成されています。

医学系の資格を持っている人なら知っているかもしれませんが,そうでない人にとってはかなり難しいものでしょう。


3 大腸は空腸と回腸に分けられる。


大腸は,盲腸と結腸に分けられます。

空腸と回腸に分けられるのは,小腸です。


4 右肺は2つの肺葉からなる。


右肺は,3つの肺葉に分けられます。


5 胃は横隔膜の上にある。


横隔膜は,胃の上にあります。胃が横隔膜の上にあったら,肺の動きにかかわることができなくなってしまいます。

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