人体の構造と機能及び疾病は,令和元年度カリキュラム改正で医学概論という名称になります。
大きな変更はないですが「公衆衛生」が加わっています。
新しいカリキュラムになるまで,残された時間は第35回・第36回の2回です。
まずは,第35回の出題基準を見てみたいと思います。
社会福祉士の国家試験勉強をするとその範囲がとても広いように思いますが。決して無限のものではありません。
たまには,この範囲からはみ出た問題もありますが,それがたとえ解けなくても,何とかなります。
特に社会福祉士の国家試験なので,詳しい知識が問われることはありません。
その理由は,平成19年度カリキュラム改正の時に「社会福祉士に必要な内容となるように留意すること」と明記しているからです。
1.人の成長・発達
気づいている人はいるかもしれませんが,社会福祉士の国家試験問題は,基本的に出題基準に示された順番で出題されています。
そのため,人の成長・発達に関する問題は問題1になることが多いことになります。
模擬試験の中には出題基準の並びを無視しているものがあり,そういった模擬試験を見ると少し残念な気持ちになります。
今年度のこの学習部屋のテーマは「本番に強くなること」です。
問題1は手ごわい問題が出題される傾向にありますが,過去問を解いている時にはそれほどの手ごわさを実感しないはずです。なぜなら参考書などを先に勉強しているとそこに書かれているからです。
実際には,その手がかりなしで,自分の頭で考えて,答えを見つけ出さなければならない問題もあります。
問題1からそんな試練に向き合うことになるので,心が弱い受験者はそこでかなりやられます。
それでは,今日の問題です。
第22回・問題1 身体の正常な成長・発達に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 大泉門は,生後6か月までに自然に閉鎖する。
2 すべての原始反射は,生下から認められ幼児期には消失する。
3 受精後8週目を過ぎると,人としての基本的生理機能を担う器官の形成期に入る。
4 学童期から青年期における顕著な身長の伸びには,成長ホルモンが関与している。
5 脳や感覚器官は,生後から成人まで穏やかなS字カーブを描いて成長する。
これが平成19年度カリキュラムの国家試験の最初の問題です。
令和元年度改正と異なり,この時の改正は旧カリキュラムで勉強してきた人が国家試験は新しいカリキュラムの国家試験で受験することになってしまったこともあり,問題はかなり慎重につくられています。
それはさておき,この問題で着目すべきなのは,選択肢5のスカモン(スキャモン)の発達・発育曲線に関するものです。
この出題があって,今は参考書などに必ず書かれていると思います。
しかし,この時点では勉強できていなかったはずです。
ほかの選択肢もそうですが,こういったものが出題されたとしてもそこに正解は配置しないのが基本です。
正解は,選択肢4です。
4 学童期から青年期における顕著な身長の伸びには,成長ホルモンが関与している。
もしかすると,小中学生でも正解できるものかもしれません。
しかし,ほかの選択肢に影響されて,この選択肢を選ぶのはそれほど簡単ではありません。
本番に強くなるためには,国家試験は多くの人が思うほど意地悪ではないことを信じ切ることが大切です。
今日の問題の解説の詳細はこちらで確認してください。
https://fukufuku21.blogspot.com/2021/09/blog-post_7.html