2022年の1月から第31回国試の問題を紹介してきました。
そんな古い問題を解いたって
と思う人もいるかもしれません。
しかし,●回というところを外せば,いつの問題なのかわからないと思います。
国家試験が終わると
今までと出題傾向が変わった
という感想が聞かれます。
しかし,ぶっちゃけて言えば,何も変わるところはありません。
過去問よりも本試験の方が難しく感じます。
その理由は,過去問を解くときは,参考書などで先に勉強しているからです。
そのために,過去問を初めて解いても参考書で見たことがあることになります。
最新の参考書は,最新の国試問題を入れて作ります。
第34回国家試験は,合格基準点が105点となりました。びっくりするような点数ですが,第34回国家試験で不合格になった人は自分の解答を振り返ってみると,本来なら正解できたものをミスしていることがわかるのではないかと思います。
これが今回のテーマの「本番に強くなるということ」につながります。
国家試験の受験データは公表されていないので想像に過ぎませんが,平均点を中心としてプラスマイナス20点の範囲に80~90%の人は分布していると考えられます。
分布図がどのようになっているのかとても興味がありますが,1点の差で何百人も違ってくるはずです。正解できる問題を正解できないことは,自らの首を絞めていることと同じです。
本番に強くなることが国家試験で最も求められていることです。
知識があることは国家試験に合格するために必要です。
しかし,それだけでは合格することは,今後は厳しいと言えます。
なぜなら・・・
国家試験ではタクソノミーⅡ型に分類される問題が増えるからです。
今後は,本番に強くなるために学習部屋の原点に戻って,国家試験の合格に本当に必要な情報を紹介したいと思います。