第31回社会福祉士国家試験は,今日(10/5)が受験申し込みの締め切りです。
ここからがとても大事な時期です。
自分との闘いと言っても良いでしょう。
早い時期から勉強し始めた人は,実力を高めていく時です。
これから本格的に勉強をスタートさせる人は,ひたすら基礎力をつけていく時です。
受験生の気持ちになると,藁をもつかみたくなる時期だと言えます。
試験対策研修などの売り文句では
最新の出題傾向から出題ポイントを予測する
といった耳当たりのよい言葉が並んでいると思います。
しかしこの試験で絶対にやってはいけない勉強法があります。
ヤマを張る
ある程度勉強していて,最後の最後に確認するときは,ある程度絞り込んで良いと思います。
しかし,知識がない段階で絞り込んだら,必要な知識の量が圧倒的に少なくなってしまいます。
社会福祉士の国家試験は,国が示す出題基準に沿って出題されます。
合格するには,出題基準に示された範囲をまんべんなく押さえていくことが何よりも大切です。
なぜヤマを張った勉強が不適切かと言えば,市販されている参考書類は,過去の出題傾向から絞り込んでいるものだからです。
社会福祉士の国家試験は,出題範囲が広いのが特徴です。
出題される問題数も多いです。
ヤマを張って合格した
という人も中にはいることでしょう。
しかしそういう人は,そのほかの問題が解ける実力があったからこそ合格基準点を超えることができたと思います。
そういった人のことばを鵜呑みにすると合格できない7割に入ってしまう確率がかなり高まってしまいます。
合格するために必要な勉強は,
出題基準に示された範囲の内容をひたすら勉強する方法しかありません。
その時,重要なのは,ネガティブな言葉は言わないということです。
・勉強する時間がない
・覚えられない
といった言葉です。
勉強時間は誰もが潤沢にあるわけではありません。
しかし,少しでも勉強する時間があれば,それを良しとしましょう。
今日勉強する時間が取れなくても,明日できれば良しとしましょう。
覚えても覚えても忘れてしまっても,その中で一つでも覚えているものがあれば良しとしましょう。
昨日よりも一つでも多く知識が増えれば良しとしましょう。
最新の記事
障害者総合支援法に規定される障害福祉サービスの実施主体
障害者総合支援法に規定される障害福祉サービスの実施主体は,市町村です。 同法における都道府県の役割は,障害福祉計画の作成,地域生活支援事業の実施,障害福祉サービス事業者等の指定などに限られます。 なお,自立支援医療には,育成医療,更生医療,精神通院医療の3種類がありますが,このう...
過去一週間でよく読まれている記事
-
問題解決アプローチは,「ケースワークは死んだ」と述べたパールマンが提唱したものです。 問題解決アプローチとは, クライエント自身が問題解決者であると捉え,問題を解決できるように援助する方法です。 このアプローチで重要なのは,「ワーカビリティ」という概念です。 ワー...
-
19世紀は,各国で産業革命が起こります。 この産業革命とは,工業化を意味しています。 大量の労働力を必要としましたが,現在と異なり,労働者を保護するような施策はほとんど行われることはありませんでした。 そこに風穴を開けたのがブース,ラウントリーらによって行われた貧困調査です。 こ...
-
ソーシャルワークは,ケースワーク,グループワーク,コミュニティワークとして発展していきます。 その統合化のきっかけとなったのは,1929年のミルフォード会議報告書です。 その後,全体像をとらえる視座から問題解決に向けたジェネラリスト・アプローチが生まれます。そしてシステム...
-
1990年(平成2年)の通称「福祉関係八法改正」は,「老人福祉法等の一部を改正する法律」によって,老人福祉法を含む法律を改正したことをいいます。 1989年(平成元年)に今後10年間の高齢者施策の数値目標が掲げたゴールドプランを推進するために改正されたものです。 主だった...
-
ソーシャルワークにおけるシステム理論は,人は環境との交互作用を行っていると考えます。 人は環境に影響を与え,環境は人に影響を与えます。 原因と結果が明確なことを「 直線的 」といいます。 原因と結果が明確ではなく,それが循環していることを「 円環的 」といいます。 〈原因と結果が...
-
今回から,質的調査のデータの整理と分析を取り上げます。 特にしっかり押さえておきたいのは,KJ法とグラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)です。 どちらもとてもよく似たまとめ方をします。特徴は,最初に分析軸はもたないことです。 KJ法 川喜多二郎(かわきた・...
-
国家試験は,ボーダーラインを超える点数を取ると合格できます。 国家試験が終わると,「勉強不足だった」という声が聞こえてきますが,すべての人が勉強不足だったとは思いません。 一番目に考えられるのは,問題を読む力が不足していた。 時間がなくなっ...
-
今回は,テンニースが提唱した,ゲマインシャフトとゲゼルシャフトを学びます。 ゲマインシャフト (共同社会) ゲゼルシャフト (利益社会) 自然的な「本質意志」に基づいて結合する基礎的な集団です。 家族,...
-
社会保障制度審議会は,かつて内閣総理大臣の諮問機関として,社会保障制度を審議していたもので,現在は廃止されています。 国家試験に出題されている同審議会の勧告は,1950年勧告,1962年勧告,1995年勧告の3つです。 〈1950年勧告〉 1950年勧告は,社会保障の範囲と方法を...
-
システム理論は,「人と環境」を一体のものとしてとらえます。 それをさらにすすめたと言えるのが,「生活モデル」です。 エコロジカルアプローチを提唱したジャーメインとギッターマンが,エコロジカル(生態学)の視点をソーシャルワークに導入したものです。 生活モデルでは,クライエントの...