2022年3月21日月曜日

第36回までには合格したい

現時点(2022年3月)までに,国家試験は34回実施されています。

 

それぞれの回には,受験した人それぞれのドラマがあります。

その思いが歴史となり,今があります。

 

34回国家試験は,合格基準点が105点となりました。

 

平成19年カリキュラム改正後の国家試験結果 

合格率

ボーダー

22

27.5%

84

23

28.1%

81

24

26.3%

81

25

18.8%

72

26

27.5%

84

27

27.0%

88

28

26.2%

88

29

25.8%

86

30

30.2%

99

31

29.9%

89

32

29.3%

88

33

29.3%

93

34

31.1%

105

平均

27.5%

87.5


合格基準点を取り上げると第34回国家試験が最も合格するのが難しい国家試験のように見えます。

 

しかし,合格率を見ると,第34回国家試験は,最も間口の広いものとなっています。

 

上位30%の人を合格させる国家試験であるという方向性は,ずっと前から見えます。

 

国家試験は,7割が不合格となることについての主な過去記事

 

生活保護の実施の徹底理解~その2

https://fukufuku21.blogspot.com/2018/10/2.html

国試勉強は早めのスタートがおすすめです!!

https://fukufuku21.blogspot.com/2019/04/blog-post_15.html

国家試験は,7割が不合格になります

https://fukufuku21.blogspot.com/2020/04/blog-post_4.html

 

改めてこのように並べてみると,この時期に同じことを書いていることがわかります。


今までのどこかの記事で書いていますが,社会福祉振興・試験センターが国家試験の理想だと考えているのは,

合格基準点 90

合格率 30

 

魔の第25回国試以降,その理想に向けて改革を進めているように見えます。

 現在のカリキュラムでは,その方針を貫き続けることでしょう。

 

さて,第37回からは,令和元年改正のカリキュラムによって実施されます。

 

それまでは,第35回と第36回の2回は,平成19年改正のカリキュラムの内容で実施されます。できれば,この2回で合格をつかみ取りたいところです。

 

というのは,今が最も勉強しやすいからです。

 

今まで13回も実施されてきたことで,どんな内容のものがよく出るのかが明らかになっています。

先に紹介した表を見てみると,第25回の前と後では明らかに合格基準点の傾向が異なります。

 

これは,初期にはまだどのような問題を出題したらよいのかが固まっていなかったことがあるように思います。今は,確実に覚えるとかなり高得点となります。

 

34回国試ではそれがよくわかりましたが,明らかになっていないだけで,第30回以降は,120点を超える得点の人は,それ以前よりも確実に増えています。

 

今が合格のチャンス。

 

あとは,再始動を早くして,ほかの受験生と一歩差をつけることが大切です。

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