2024年10月16日水曜日

ソーシャルワークの中核をなす原理

 

今回は,ソーシャルワーク専門職のグローバル定義を学びたいと思います。

 

ソーシャルワーク専門職のグローバル定義

ソーシャルワークは,社会変革と社会開発,社会的結束,および人々のエンパワメントと解放を促進する,実践に基づいた専門職であり学問である。

社会正義,人権,集団的責任,および多様性尊重の諸原理は,ソーシャルワークの中核をなす。

ソーシャルワークの理論,社会科学,人文学,および地域・民族固有の知を基盤として,ソーシャルワークは,生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう,人々やさまざまな構造に働きかける。

この定義は,各国および世界の各地域で展開してもよい。

 

ソーシャルワークの中核をなす原理 

・社会正義

・人権

・集団的責任

・多様性尊重

 

 

それでは,今日の問題です。

 

29回・問題92

「ソーシャルワークのグローバル定義」(2014年)におけるソーシャルワークの中核をなす原理として,正しいものを1つ選びなさい。

1 個人的正義

2 集団主義

3 自民族中心主義

4 自己責任

5 多様性尊重 

(注) 「ソーシャルワークのグローバル定義」とは,2014年7月の国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会・合同会議で採択されたものを指す。

 

この時は,ソーシャルワーク専門職のグローバル定義とは出題されていません。

 

グローバル定義が初めて出題されたのは第28回です。それから毎回出題されてきました。「専門職」が加わったのは,第33回からです。

 

さて,正解は,選択肢5です。

 

5 多様性尊重 

 

ほかは解説しません。

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