日本の高齢化は
1970年(昭和45年) 高齢化社会(高齢化率7%以上)
1995年(平成7年) 高齢社会(高齢化率14%以上)
2007年(平成19年) 超高齢社会(高齢化率21%以上)
というように進展しています。
それでは,今日の問題です。
第32回・問題126
「平成30年版高齢社会白書」(内閣府)にみる日本の人口の高齢化の動向及び将来推計に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 2025年に後期高齢者数と前期高齢者数が逆転し,後期高齢者数が上回ると予測されている。
2 高齢化率の「倍加年数」は24年であり,1970年から1994年にかけてであった。
3 2017年時点で,都道府県の中で高齢化率が最も低いのは東京都であった。
4 65歳以上人口に占める一人暮らしの者の割合は,2040年には男女共に40%を超えると予測されている。
5 2060年に高齢化率は50%を超えると予測されている。
(注) 「倍加年数」とは,人口の高齢化率が7%から14%に達するまでに要した年数のことである。
昔の統計ですが,覚えおいてほしいポイントを中心に解説します。
1 2025年に後期高齢者数と前期高齢者数が逆転し,後期高齢者数が上回ると予測されている。
実際に上回ったのはいつのことなのかはよくわかりませんが,この白書では2018年に逆転するとされていました。
2 高齢化率の「倍加年数」は24年であり,1970年から1994年にかけてであった。
これが正解です。
3 2017年時点で,都道府県の中で高齢化率が最も低いのは東京都であった。
高齢化率が最も低いのは,沖縄県です。
理由はわかりますね?
4 65歳以上人口に占める一人暮らしの者の割合は,2040年には男女共に40%を超えると予測されている。
40%ではなく,20%です。
5 2060年に高齢化率は50%を超えると予測されている。
人口の将来推計は5年ごとに発表されていますが,高齢化率が40%を超えると予測したことは今までありません。
少し下回る程度です。