2021年3月19日金曜日

1点の重みについて考える~その3

国家試験が終わってから,じっくり問題を見てみると,「今なら解ける」という問題があります。


それを加えると合格点に達していたと思うと悔しくてならないことでしょう。


それが国家試験の怖さです。


第33回・問題114 次のうち,複数のスーパーバイジーがスーパーバイザーの同席なしに行うスーパービジョンの形態として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ピア・スーパービジョン

2 グループ・スーパービジョン

3 ライブ・スーパービジョン

4 個人スーパービジョン

5 セルフ・スーパービジョン


ちゃんと勉強して国試に臨んだ人なら,スーパービジョンは絶対に一度は目にしたものでしょう。


ほぼ毎年出題されているので,参考書でも過去問でも模擬試験でも必ず目にしたはずです。


正解は,選択肢1です。


この中で,スーパーバイザーがいないのは,ピア・スーパービジョンとセルフ・スーパービジョンです。そのため,選択肢5を選んだ人もいることでしょう。



<タイプ別対策>


①あとから見て,正解を正しく選べない人は,単純に知識不足です。


知識不足で合格できるほど,この試験は甘くありません。知識をつけて国試に臨みましょう。


②あとから見て,正解を選べる人は,要注意です。


本当は知っているのに,正解できないというのは,何らかのエラーが生じているからです。


おそらく勉強方法を見直さないと,ざるで水をくむようなもので,点数が積み上がりません。


なぜ正解できなかったのかは,人によって理由は異なります。


今なら,まだ解いた時の自分の思考を覚えているはずです。エラーが生じた理由を思い出してみると良いと思います。


それを明らかにして,その対策を施すことで1点が積み上がります。

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