学校の先生や試験対策の先生は,「〇〇白書に目を通しておきましょう」と言います。
こういった先生方は,その分野に詳しいので,白書や報告書を見ても,どこに着目すれば良いかわかっていることでしょう。
しかし,そうでない人は,1回くらい目を通したところで,頭に残るのはとても難しいことのように思います。
そんなに簡単に頭に残せるなら,それ以外の勉強にこれほど苦しむことはないでしょう。
ということで,最後にしなくても良いことは,これから新たに白書や報告書に目を通すことです。
目を通したところで,その問題が出題されて正解できるようには思えないです。
そう思いませんか?
もし,どこが出るのか知っているなら,白書に目を通しなさいではなく,白書のどこどこを見なさい,と具体的に伝えてもらいたいものです。
「目を通す」は,それだけ重要なことです。
試験が終わってその白書等が本当に出題されたら「ほら,言ったように白書が出た」とその先生は満足することでしょう。
そんな満足のために振り回されたくはありません。
これからでも目を通しても良いと思われるのは,出題頻度が極めて高く,ボリュームの少ないものです。
例えば,
成年後見関係事件の概況
https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2020/20210312koukengaikyou-r2.pdf
国民医療費の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/19/dl/data.pdf
といったものでしょう。
しかし,これらでさえ,今までの勉強で学んできたものです。
ということで,やっぱり白書や報告書は目を通すことは,これからの限られた時間の中で行う優先度は低いと言えます。
これからの時間で行いたいのは,出題頻度が高いものを確実に覚えることです。
例えば,民生費,社会保障給付費などです。
民生費
https://fukufuku21.blogspot.com/2021/10/blog-post_16.html
https://fukufuku21.blogspot.com/2020/12/blog-post_9.html
社会保障給付費
https://fukufuku21.blogspot.com/2021/10/blog-post_21.html
https://fukufuku21.blogspot.com/2017/11/blog-post_29.html
https://fukufuku21.blogspot.com/2018/07/889.html
https://fukufuku21.blogspot.com/2020/12/blog-post_15.html
ほかにもいっぱいありますが,ここだけに時間をかけるはもったいないので,このくらいでやめておきたいと思います。
しかし,こういった出題頻度か高いところを覚えているか。そうでないのかが,最後の最後に大きな差となることだけは覚えていてほしいと思います。